昼食会で乾杯する朴槿恵大統領と選手ら=5日、ソウル(聯合ニュース)
昼食会で乾杯する朴槿恵大統領と選手ら=5日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のパク・クネ大統領は5日、ソチ冬季五輪に参加した代表選手団や支援団、関係者を青瓦台(大統領府)に招待して昼食会を開き、労苦をねぎらった。
昼食会にはスピードスケート女子500メートルで五輪新記録をマークし連覇を達成したイ・サンファ選手をはじめ、フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得したキム・ヨナ選手、スピードスケート・ショートトラック女子チームなど99人の選手が出席した。
また給食センターやコリアハウスで選手らを支えた支援団15人や大韓体育会(KOC)のキム・ジョンヘン会長、韓国選手団長を務めたキム・ジェヨル大韓氷上(スケート)連盟会長、平昌冬季五輪のキム・ジンソン組織委員長、ユ・ジンリョン文化体育観光部長官など大会関係者170人余りも参加した。
パク大統領は「選手団の不屈の精神と勇気が誇らしかった」と賞賛し、失敗してもあきらめずに努力すれば夢を叶えることができるという勇気と希望を国民に与えてくれたと感謝を伝えた。
また「(ショートトラック女子1500メートルで)シム・ソクヒ選手が銀メダルを取った後に申し訳ないと言った際、国民は世界2位がなぜ申し訳ないのかと声をあげた。最後の舞台で最高の演技をしたキム・ヨナ選手には『ヨナありがとう』という文章がインターネット上にあふれた」と振り返り、「韓国社会も真のオリンピック精神に向けて近付いているようだ」と述べた。 
ソチ五輪で6回目の五輪出場となったスピードスケート男子のイ・ギュヒョク選手には「勇気と挑戦精神は皆が見習わなければならない価値であり精神」と賞賛の言葉を送り、「すべての選手ひとりひとりが国民の心に勇気と自信を与えた真の英雄だった」と評価した。 
パク大統領はまた2018年の平昌五輪を成功させるために競技力の向上が重要だと強調した後、「政府は皆さんがより良い環境で思う存分練習し、力量を発揮することができるように、国家代表選抜や管理、引退後の活動を考慮した支援システムを用意していく」と約束した。
パク大統領が座ったメーンテーブルにはメダリストの他にもスノーボード、スケルトン、ボブスレー、カーリングなど韓国では人気の低い種目の選手たちも共に座った。青瓦台はこれについて「不人気種目に対する国民の関心を自然に引き出すため」と説明した。

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