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世界平和映画祭組織委員会は9日(現地時間)、米国人らが知ることができなかった事実を発掘し教えてくれたとして、レジス・トランブレイ監督の「済州の魂たち」をExpose Awardに選定した、と発表した。
ニック・エンガティー世界平和映画祭委員長は「Expose Awardは、注目を受けることができなかった事実、メディアが簡単には接触できない意味ある内容を伝えたドキュメンタリー作品に贈られる」とし「特別な努力が必要であるため、受賞作を出すことができない年も多い」と説明している。
これを受けてレジス・トランブレイ監督は「済州カンジョン村の人々がこの賞を知ったらきっと喜んでくれるだろう、という思いが先に浮かんだ」とし「今回の賞を済州市民の方々へ贈りたい」と受賞の喜びを語った。
メイン州出身のトランブレイ監督が米国政府の帝国主義的傾向に対する批判的なメッセージを込めて制作した同映画は、6日から9日まで開かれていた世界平和映画祭に招待され、初の公式上映会を行った。
授賞式に参加したカンジョン村の平和運動家チョ・ヤクゴル氏は「『済州の魂たち』がExpose Award受賞を発表され、最優秀作品賞の発表よりさらに大きな感性が会場に鳴り響いた」と当時の様子を伝えた。
なお、この日の授賞式で最優秀作品賞は、英国出身のポール・ムーアヘッド監督の「A Step Too Far? A Contemplation On Forgiveness」が受賞した。
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