キム・ジョンフン の最新ニュースまとめ
オープニングアクトには、日韓混合ユニット、「WAZZ UP」が登場。JUNE(Vo)、sheep(Rap)、kyo-hey(Vocal&Rap)からなる「WAZZ UP」は、2011年に3人組ヴォーカル・ラップグループとして誕生。グループ活動以外にもそれぞれがクリエイターや俳優としても活躍している。
「OH!」「Together」でキレのあるダンスとラップで会場の温度を上げ、音楽を始める前は全国3位のスノーボード選手だったというsheepの見事なアクロバティックが成功すると、客席からは歓声があがった。メンバーの名前を叫ぶファンの熱い声の中、「Be My Love ~今日は家に帰らないで~」では3人のコーラスワークの実力を見せつけ、新たなファンを獲得した。
3曲を熱唱した後、日本語が流暢なMCヒョンギと、日本語を勉強中だとは思えないほどの実力のJUNE。そして韓国語を勉強中だというsheepとkyo-heyによる日韓交流トークが繰り広げられた。3月22日(土)には「WAZZ UPホワイトデーパーティー2014」を行う予定の「WAZZ UP」。日韓混合ユニットとしてこれからの活躍が期待される。
続いて、スペシャルゲストに日本のアーティストして韓国でも高い人気を誇るという河村隆一がシックなブラックの衣装で登場。オレンジ色の照明の中、アコースティックのギター演奏をバックに、切々と「I love you」を歌い上げた。「こんばんは。河村隆一です」とあいさつすると、会場からは大きな拍手。97年にリリースした「Love is」が始まると、その美しい声と歌詞の世界に会場は水を打ったように静まり、河村隆一の世界に引き込まれていく。
曲の合間のトークでは巧みに会場の心を掴む。「最近カラオケに行って『Love is』を歌ったら採点システムで96.8点とかで…持ち歌で100点行かないってどういうこと?」と笑いを誘う。
今年、結成25周年を迎える「LUNA SEA」。結成記念日である5月29日(木)には東京・国立代々木競技場第一体育館にて「LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE」も行われる。そんな「LUNA SEA」のナンバーから「I for you」を披露すると、ファンからは「待ってました!」と熱い声がかかった。
「国と国は大変なこともあるけれど、アーティスト同士は音楽でいいものをつくっていきたい」と語ると、大きな賛同の拍手を得た。最後に選んだ曲は「深愛~only one ~」。声量ある見事な歌唱力に客席は魅了された。
再びMCにヒョンギが登場し、トークセッション。韓国では河村隆一の歌は女性を口説くときに最適だと言い、自らも彼のファンであることを明かした。作詞作曲を手がけ日本国内外問わず、様々なアーティストに楽曲を提供している河村隆一。そんな彼が楽曲提供したJohn-Hoonが韓国からのスペシャルゲストとしてステージに現れると、大きな歓声で迎えられ、「皆さん久しぶりです。John-Hoonです」と日本語であいさつ。
「MESSAGE」で楽曲提供した河村隆一に対してJohn-Hoonは日本語で、「河村隆一さんは韓国でも日本の最高の歌手。会えたことだけでも光栄なのに、それで作曲までしてくれてとても光栄で、さらにプレゼントに吸入器をくれてうれしかったです」と爽やかな笑顔で語った。
最後に「音楽の祭典はオリンピックと一緒で、難しいことがあっても音楽家同士はいいものをつくっていきたい。John-Hoonには才能を感じているのでこれからもコラボレーションを通して自分も勉強させてもらいたい」と語り、John-Hoonとハグを交わして、河村隆一はステージを後にした。
続くヒョンギとJohn-Hoonのトークコーナーでは日韓の違いに話が及ぶ。日本に来たときの印象を聞かれ、「似ていると思ったけど、違いも多かった。例えば日本はご飯が大事、韓国はご飯よりおかずが大事とか。あと日本は韓国より、せんざい?ぜんさい?」と言い、ファンから「繊細」と指摘されると「あっ、せんさい!」と笑顔で言い直す場面も。
日本でも衛生劇場で4月20日から先行放送、5月からの本放送が決まっている主演ドラマ「彼女の神話」で財閥3世役を演じている俳優John-Hoon。スクリーンにドラマのハイライトが映し出されると、ファンも熱心に見入っていた。ドラマの見どころを聞かれ「『彼女の神話』は“彼女”のサクセスストーリー。成功の中で愛や戦い、人生が描かれています。コミックとかラブラインとかもあります」と語り、財閥3世のト・ジンフ役について聞かれると「両親の愛を知らずにわがままに育ち、彼女と出会って愛を知り成長するストーリーです」と日本語で丁寧に答えた。
プライベートでの愛の成長について聞かれると、「22、23歳くらいが一番純粋で愛のレベルも高かったけど、だんだん歳をとるとわからなくなります(笑)。純粋な愛の価値が削ぎ落とされて、他の何かで埋められて、スケールが世界的になって…(笑)」とニッコリ。
続いてそんなJohn-Hoonが選ぶ「彼女の神話」の印象的な3つのシーンをスクリーンで上映。
「写真を見ながら突然数式をボードに書くシーン」では、ソウル大学出身のJohn-Hoonが明晰な頭脳を披露。「このシーンは数式を解いたのではなくて、全て覚えた。夜中から明け方までかけて数式を覚えたので印象に残っている。他の俳優さんはセリフを覚えているのに、なぜ自分は数式を覚えているのか…と思って辛かった」と笑いを誘った。
「オムライス編、カレーライス編など料理のシーン」では、料理はできないので手の代役がいると思っていたら、「監督さんに『自分でやって』と言われて、適当にやったけど意外と上手いじゃん!と思ってビックリしました。味はイマイチだけど包丁さばきはプロフェッショナルみたいだと思った」と自画自賛。しかし実際はインスタントラーメンが得意料理だそうだ。
3つ目に選んだシーンは「チムジルバン(=健康ランド)で寝ている好きな女性を他の男性から守ろうとするシーン」。この撮影のときは3日くらい寝ていなかったという。「撮影のピークだったし、彼女のために枕で囲いを作るという脚本家のアイデアも面白かったし、印象に残っている」と当時を思い出しながら語った。
楽しいトークが終わると、次はお待ちかねのライブの時間。ブルーのペンライトが一斉に点灯し、ファンは総立ちとなる中、河村隆一が楽曲提供した「MESSAGE」を熱唱。歌い終わると、「座ってください(笑)」とファンを気遣う優しさも見せる。「河村隆一さんは僕が尊敬している先輩。同じステージに立ってうれしかった。でも緊張していたの、バレた?」とファンの前で素直に心境を吐露した。
続いて「おバカなママ(原題)」のOSTから「ありふれた人」、そして「君しか見えない」と韓国語曲を2曲披露。ファンとの蜜な時間が過ぎて行く。
そしてピンク色の照明に桜の模様が映し出されたスクリーンをバックに清水翔太の「桜」を歌い上げると、「この季節にふさわしいこの歌を今日皆さんのために歌おうと思い、練習しました」と明かした。ベストアルバム「LOVE×BEST」に収録されている新曲「ラストラブ」もライブで初披露。ファンからはうれしい歓声があがった。
「最後の曲でした。ありがとうございました」と一旦締めくくろうとすると、ファンからは「え~」と可愛いブーイング。「僕も寂しいから」とはにかんで笑いながらも「じゃあ最後はもっと知っている曲です『シリウス』です。聴いてください!」と言うと、再びファンは大喜びでスタンディング。手拍子で盛り上がり会場は一つになった。
鳴り止まないアンコールの中、MCヒョンギが少し罰が悪そうに登場すると、John-Hoon、「WAZZ UP」も再び加わり、ヒョンギが歌を一節披露するなど、日韓交流コンサートを温かいトークで締めくくった。最後に「皆さんに久しぶりに会えてうれしかったです。次会うときまで元気で待っていてください。ありがとうございました」とあいさつするJohn-Hoon。会場からは大きな拍手が沸き起こった。
韓FunLIVEはファイナルだが、音楽を通した日韓の交流はこれからも続くだろう。
John-Hoon - ラストラブ(ベストアルバム「LOVE×BEST」より)
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