【東京聯合ニュース】福島県の相馬双葉漁業協同組合で水産物の放射性物質検査を視察した韓国国会議員が検査方式について「お粗末」と批判したと報じられたことをめぐり、同組合が14日までに聯合ニュースに抗議文書を送付し反論した。
 同組合の遠藤和則総務部長は文書で、今月5日に訪れた姜東遠(カン・ドンウォン)議員(無所属)が、検査員1人で検査を行っていたと発言したことについて、「放射能の知識、検査技術を習得した漁協職員により5~6人で行っている」と反論。検査は同日午前に終了しており午後3時半過ぎに訪れた姜議員は検査そのものを見ておらず、通訳を介して30分程度説明を受けただけだという。
 また「国の定めたマニュアルに沿って検査を行っており、なぜ『お粗末』と発言したのか不明」だとして、根拠を示すよう求めた。
 これに対し姜議員は「検査を見せてもらわなかったが、検査する機械と場所を見た。検査過程を見なくても類推して話せる」と述べた。
 「子供たちへ 核のない世の中のための国会議員研究会」に所属する姜議員は福島県を訪問した翌日の6日に東京都内で韓国メディアの記者団に対し、同組合の検査方式が「お粗末だ」と主張した。

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