大韓体育会は21日、「ソチ五輪のフィギュアスケート女子の審判(ジャッジ)構成について国際スケート連盟(ISU)に意義を申し立てることになった」と伝えた。
体育会は当事者であるキム・ヨナ側から同意が得られれば、大韓氷上連盟と共同でISU懲戒委員会に書簡を送り、ソチ五輪フィギュアスケート女子の審判構成に関する厳正な調査を求める。また、不公正な問題が再び起こらないよう改革を求めていくとしている。
キム・ヨナはソチ五輪フィギュアスケート女子でほぼミスのない演技を披露し合計219.11点を獲得したものの、224.59点を出したアデリナ・ソトニコワ(ロシア)に五輪2連覇を阻まれた。ソトニコワはフリーの演技で1度ジャンプのミスをしたにもかかわらず、キム・ヨナを上回ったため、その判定が問題となっていた。海外メディアもこの結果に疑問を投げかけ、韓国の世論も反発した。
キム・ヨナのファンは判定が不可解だとして新聞に広告を掲載し、一部のファンは体育会の前でデモを行った。
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両団体はこれまで異議を申し立てるかどうか腐心してきた。
協議の結果、両団体はジャッジの判定ではなく、当時のジャッジ構成について問題を提起することで抗議する方針を固めた。
ジャッジの構成については、競技直後から問題があるのではないかという批判があった。
ジャッジには、1998年の長野五輪でスコアを改ざんし処分されたウクライナの審判やロシアフィギュアスケート協会会長の妻らが含まれていた。
また、テクニカルコントローラー(技術審判の責任者)をロシアフィギュアスケート協会の元副会長だった人物が務め、不公平な判定が出やすいジャッジ構成だという指摘が出ていた。
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