FTISLAND の最新ニュースまとめ
世界中のトップアーティストが出演し、独創的で個性あふれるアコースティックライブの源流としてその歴史を刻んできた「MTV Unplugged」。日本制作としては、2001年の宇多田ヒカルから昨年9月収録の西野カナまで総勢24組のアーティストが登場し、いつものライブとは一味違うパフォーマンスを披露してきた。
今回この伝統のステージに立った「FTISLAND」は、2010年に一際異彩を放つバンドというスタイルを武器に堂々の日本メジャーデビューを果たし、オーディエンスを虜にする5人のパワフルなステージングと、ハードロックからバラードまで歌いこなせるボーカルのイ・ホンギの歌唱力で多くのファンを魅了してきた、実力派グループ。2011年にリリースした1stアルバム「FIVE TREASURE ISLAND」は、海外男性アーティストとしては史上初のオリコンウィークリーアルバムランキング初登場1位を獲得するという快挙を達成。同年秋には武道館公演を成功させ、2013年6月にスタートした「ARENA TOUR 2013 ~FREEDOM~」では約10万人を動員するなど、日本の音楽シーンで確固たる人気を築いている。
エネルギッシュかつ独創性あふれるステージに定評のある「FTISLAND」が、これまで多くのトップアーティストが登場してきた「MTV Unplugged」の舞台で、抽選によりプレミアムな招待チケットを手にした230人の幸運なファンを前に、一夜限りの貴重なアコースティックセットを披露した。
六本木の夜景をバックにしたステージに登場した5人。ビルボードライブ東京の会場いっぱいに集まった観客を見回し、「アコースティックライブは何回もやったことがあるけど、こんなに近い距離でライブするのは初めてなので、ちょっと緊張します。(観客の)雰囲気が動物を見ている感じなんですけど(笑)」とアリーナやホールでのライブとの違いに戸惑った表情をみせる。
イ・ホンギがボーカル、チェ・ジョンフンとソン・スンヒョンがアコースティックギターを弾き、イ・ジェジンはベースを演奏、チェ・ミンファンがカホンを叩くという、特別な編成でアンプラグドライブに挑む5人。
ジョンフンとスンヒョンのアコースティックギターを合図に「TOP SECRET」でライブをスタートすれば、会場からは大きな手拍子が巻き起こり、華やかな熱気が広がっていく。続いては、ディズニー映画「アナと雪の女王」の主題歌として大ヒット中の「Let It Go」をジェジンがワンコーラス歌い、「FTISLAND」の「Let it go!」に流れ込むというサプライズを披露。これには観客からも驚きと興奮の歓声が上がった。
ステージで乾杯して挑んだ「Stars」は、ジョンフンの切ないギターアルペジオからスタート。アコースティックの優しいサウンドが、ホンギのエモーショナルで迫力ある歌声を引き立てている。ホンギの真っ直ぐなボーカルに、ジェジンの美しいコーラスが寄り添う「beautiful」、ミンファンがドラムを演奏し、じわじわと熱い興奮に包んだ「LIFE」、アンプラグドながらも会場を大歓声に包んだ「シアワセオリー」と立て続けに4曲を演奏。ホンギ曰く、この4曲の流れに「星みたいにキラキラしている美しい人生を過ごしていくと幸せになれる」というメッセージを込めたのだという。
「春になると、心に寂しさを感じます。特にミンファンが寂しさを感じていますね。この曲は、ミンファンと一緒に歌います。ミンファンのためにこの曲を(セットリストに)入れました」とホンギが語り、歌ったのは「You Are My Life」。ジョンフンが奏でるピアノの旋律にのせて、曲の前半をホンギが、後半をミンファンがメインボーカルを務める。ホンギの強い歌声と、ミンファンの優しい歌声とが何とも彼ららしいコントラストになっている。しっとりとした極上のバラード曲が、今夜はバンド賛歌のようにも感じられた。
「みんなこの曲を知っているか分からないけど、知っていたら一緒に歌おう」と演奏したのは、「狂おしいほど」。ホンギの迫真のボーカルには、思わず鳥肌が立ってしまう。ラストは、イントロのギターから大歓声が起こった「告白します」だ。MTV Unpluggedの特別なライブを思い切り楽しんでいる様子で、この日のステージを締めくくる。最後に5人で記念撮影し、ステージを去った彼ら。
観客からのアンコールに応え再びステージ に登場するも「問題があります。マジでアンコール、準備してなかったです」と苦笑い。リクエストのあった「STAY」を観客と一緒に合唱し、さらに「FREEDOM」をアカペラで熱唱。一度きりのMTV Unpluggedのステージで、集まった観客たちに最高の笑顔を届けてくれたライブだった。
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