職場に向かう会社員ら=(聯合ニュース)
職場に向かう会社員ら=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が27日に発表した3月の消費者動向調査の結果によると、経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CSI)は前月と同じ108となった。
 CSIは基準値100を超えると景気が上向くと見る人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。2012年12月に99だったCSIは2013年から15か月連続で100を上回っている。
 6か月前と比較した現在の暮らし向きに関するCSIは91で、前月より2ポイント下がった。就業機会の見通しCSIは96で前月より2ポイント上がったが、依然として基準値100を下回っており、就職環境に対する期待感が高くないことがうかがえる。
 しかし、6か月後の暮らし向きの見通しCSIは前月より3ポイント上がった102となり、2010年12月(104)以来、25か月ぶりに100を超えた。
 消費支出見通しCSIも111で1ポイント上昇した。 
 韓国銀行は消費者の景気認識が肯定的な状態で横ばいになっていると説明した。
 今後1年の予想物価上昇率を示す期待インフレ率は2.8%で、前月比0.1ポイント下がった。今月末で任期が終わる金仲秀(キム・ジュンス)韓国銀行総裁は先月まで同数値が5か月間2.9%に留まっていることを根拠にデフレの懸念を否定してきた。 
 物価に影響を与える要因(複数応答)としては、公共料金(60.5%)や工業製品(39.3%)、家賃(37.8%)が挙げられた。

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