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<b>『スカーレットレター(スカーレットレター)』ヌードシーンのプレッシャー?金銭問題も</b>
<b>最後に通話した“オンニ”が決定的な手がかり</b>

2月22日、25才の若い命を散らし、世間に衝撃を与えた映画女優イ・ウンジュ。彼女の告別式は、2日後の24日、盆唐(プンダン)所在のソウル大学病院葬儀場で行われた。遺族や親族、学友のほか、ムン・グニョン、キム・ジス、ト・ジウォン、イ・ビョンホン、チソン、キム・ジョンヒョン、ユン・ソクファら親しい芸能人や関係者など、200人以上が参加する中、粛然とした雰囲気で行われたこの日の告別式は、告別礼拝をはじめ、ファンクラブと映画人の追悼辞朗読の後、歌手のチョン・イングォンとパダの追悼歌が続いた。チョン・イングォンが「イ・ウンジュが好きだった歌」『心配しないで』を歌うと、式場のあちこちからすすり泣きが聞こえた。チョン・イングォンもまた、黒いサングラスの下から涙を見せていた。告別式が終わった後、イ・ウンジュの遺体は京畿道(キョンギド)碧蹄(ピョクジェ)葬墓文化センターに移され、火葬された。

火葬が終わると、イ・ウンジュの母親が大声で泣き出し、見る者を一層いたたまれなくさせた。イ・ウンジュの遺骨は京畿道(キョンギド)所在のチョンア公園納骨堂に安置された。
イ・ウンジュの兄は納骨しながら、「お母さんを必ず守ってあげる」と書いてあった遺書を思い出した様子で、「お前が母さんを守るって言ったじゃないか」と嗚咽。葬儀の間中残っていたパダ、キム・ジョンヒョン、チョン・イングォン、ハン・ソッキュ、キム・ソヨンファン・インソンといった友人たちが、一人二人と帰って行く納骨堂の入り口には「イ・ウンジュ、炎のように生きたあなた。どうか安らかに」という大きな垂れ幕がはためいていた。

盆唐ソウル大学病院葬式場で行われたイ・ウンジュの告別式。彼女の最後の道を、ドラマ『カイスト』で共演したキム・ジョンヒョンが見守った。

<b>警察はうつ病のためと最終結論</b>

イ・ウンジュの衝撃的な自殺が報じられてから、世間では彼女の自殺の動機をめぐってあらゆる推測が飛び交っている。
警察の調査で明らかにされた自殺の原因は“うつ病”。警察は「映画『スカーレットレター』を撮影する当時、ヌードシーンにかなりのプレッシャーを感じていた様子であり、公開後は、期待以下の興行成績のせいで、不眠症とうつ病に悩まされていた」という遺族の話と、彼女が残した遺書の内容から、「うつ病による単なる自殺」という結論を出した。事実、彼女はここ1ヶ月の間、うつ病の治療のため、盆唐ソウル大学病院を2回ほど訪れていたことが確認されている。
病院の関係者によると、彼女は1月24日に初めて病院で健康診断を受け、2月3日に神経精神科の問診で「食欲がなく、一日1時間くらいしか眠れない」と、深刻な不眠症と食欲不振を訴えたという。病院側は「2月3日の検査結果がうつ病と出ており、精密検査が必要と言ったが、本人が受け入れなかったので、2週間分の薬を処方し、治療を続けることを勧めた」「本当は、2月17日にもう一度来院することになっていたが、来なかった」と明らかにした。

だとしたら、不眠症とうつ病に悩まされた決定的な原因は、『スカーレットレター』のせいだったのだろうか。巷では、彼女が遺書に残した「根本的な原因、やらなかったらこんなことはなかったはずなのに・・・。誰も恨みたくなかった。一人で絶えて克服しようと思ってたのに・・・一年前に戻りたかった。無理な望みだった。一年前ならもとの私らしく生きられたのにね」という言葉と、事件現場で発見されたノートに書かれていた、「人間関係ももう嫌。プライドも底をついたし。これ以上はもう嫌。どうすることもできないこんな姿…これ以上見せたくない」という言葉を、『スカーレットレター』出演を悔やんでいたと解釈している。これを裏付けるかのように、彼女は『スカーレットレター』撮影当時、周りの人々に辛いと漏らしていたという。
しかし、彼女の所属事務所側はこれについて、「キャラクターが難解で悩んではいたが、女優としては悩むしかない部分であって、ヌードの問題で苦しんだという一部の報道は、事実とは異なる」とコメントしている。

遺族も、『スカーレットレター』のヌードシーンが自殺を選んだ理由の一つには成り得るが、映画に責任を転嫁するのは納得しがたいという反応だ。イ・ウンジュは前作『オー!スジョン』で、すでにベッドシーンを演じている上、彼女が遺書で「お金が全てではないけど、お金のせいで本当に辛い世界よね。私もお金が嫌い」と書いていたように、金銭問題で悩んていたことがうかがえるからである。


<b>所属事務所「疑惑など、公式的に明らかにする」</b>

また、彼女が遺書で触れた“オンニ(お姉さん)”が誰かについても、関心が集中している。
彼女は遺書で「最後に通話したオンニ…、絶対今日でないとダメだといってた人、ありがとう…」という言葉を残している。
しかし、警察は今回の事件を自殺として終結し、追加捜査をしない方針であると発表した。最後の通話者である“オンニ”は、イ・ウンジュの自殺の原因を明らかにする重要な手がかりを提供するものと思われるが、今現在としては、彼女が誰であるか突き止められない可能性が高い。
一方、所属事務所側は、「当分、推測的な報道は自制して欲しい」「現在の疑問点に関しては、イ・ウンジュの葬式を無事に終えてから、公式的な場を通してお伝えする」と語っており、今後どのような立場を取るか、その動向が注目されている。

イ・ウンジュはヨングァン女子高を卒業するまで全羅北道(チョルラブクト)郡山(グンサン)で育ち、1997年、ソンギョン社のスマート学生選抜大会で銀賞入賞し、同年KBSドラマ『カイスト』でドラマデビューした。『カイスト』で共演したキム・ジョンヒョンとは恋が芽生え、一時期、2人は芸能界の公式カップルとして注目されてもいた。
99年、『虹鱒』で映画界デビューを果たし、『オー!スジョン』(2000)に出演、大鐘賞映画祭で新人女優賞を受賞。『バンジージャンプする』(2001)『永遠の片想い』(2002)『THE KISEI-奇生』(2002)『愛と、死を見つめて』(2003)『オー!マイDJ』(2004)『ブラザーフッド』(2004)『スカーレットレター(スカーレットレター)』(2004)に出演。昨年にはイ・ソジン、エリックとともにMBCドラマ『火の鳥』で、大衆的に人気を博した。一時期は音大進学を目指したほど、ピアノ演奏と歌の実力に優れ、遺作の『スカーレットレター』では、代役なしでジャズ歌手役を演じている。
今年2月18日、檀国(タングク)大学卒業式に参加したのが、公式的なイ・ウンジュの最後の姿であった。

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