政府当局者が3日に明らかにしたところによると、7月24日にカブール近郊のスロビ地域で、手投げ弾と爆発物が取り付けられたチョッキが見つかった。現在爆発物の製造と流通ルートについて調べている。当局者は、平和行事の開催地とは離れていることから韓国人を狙ったテロとは考えにくいが、現地でテロの危険性がいかに高いかを示す根拠になると説明した。
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平和行事をめぐっては、テロの危険性が指摘されており、韓国政府は不急不要のアフガニスタン入国を控えるよう呼びかけている。特に、平和行事関係者らが純粋なボランティア活動の範囲を超え、宗教的な色彩が強い活動を展開していることから、イスラムテロ組織の標的になるとして懸念を示している。アフガニスタンの聖職者らは、韓国のキリスト教関係者が宣教活動を展開していると主張しており、彼らの追放を求めている。その上で、関連者が追放されなければ「悪い結果」をもたらしかねないとアフガニスタン政府に警告したという。
現在、平和行事とは関係のないカブール在住韓国人200人のうち180人が隣国または韓国に退避しており、現地に進出する建設会社も撤収を深刻に考慮しているという。
こうしたなか、2日までに37人の韓国人がカブール空港で入国を拒否された。また、デリーやドバイなどでカブール行き飛行機に搭乗しようとした韓国人200人も搭乗を拒否された。
韓国政府は、アフガニスタンに警察を配置するよう強く要求するとともに、韓国人が強制的に出国される際に衝突が起きないよう要請している。駐アフガニスタン大使館では現地対策チームが活動を展開しており、劉永方(ユ・ヨンバン)大使は2日、現地の警察や外務省高官と相次いで会談し、韓国人の無事帰国に向けた協力を要請した。
現地警察当局によると、平和行事に出席するためアフガニスタンに入国した韓国人は3日現在、約1200人に達するという。
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