チョン・ヒョン の最新ニュースまとめ
亡くなったキム氏の父親キム・グァンス氏は18日、仁川(インチョン)市内の安置所で「2人は4年間、交際していた。ギウンが学校を卒業することし秋頃、挙式を行う予定だった」とし「こんなにもかわいい2人の子どもたちが、どうして天国へ行かなければならなかったんだ」と涙を流した。
母親のキム氏は「ヒョンソンさんの両親と相談して、亡くなった2人の結婚式をしてあげようと思っている」とし「天国で2人が幸せに暮らすことを祈るしかない…。胸が張り裂ける思い」と語った。
仁川大学の学生だったキム氏は軍を除隊した後、小遣いを稼ぎたいとして4年前から船上でのアルバイトを続けてきた。恋人チョン氏はセウォル号の乗務員で、2人は4年前に出会い、交際をスタートさせたという。
「もともと息子は違う船に乗って済州島へ行き来していたのだが、4月はイベントが多いため、セウォル号に乗って仕事をすることになった」とし「最初に事故のニュースを聞いたときは、息子が乗船していることを知らなかった」と語った母親のキム氏。「セウォル号の乗務員だったヒョンソンさんが無事でいるかだけを確認していたのだが、親族からギウンもセウォル号に乗ったようだという電話を受けた」とし、事故当日について説明。
また「息子が、済州島で春に履くスニーカーを買ってあげると言ってくれた」とし「優しくて、愛きょうたっぷりの息子を先に天国へ見送らなければならないなんて…。もう生きているのもつらい」と嗚咽した。
事故が起きた船内で最後の瞬間までキム氏と共にいた後、奇跡的に救助された友人がこの日昼、松葉づえをついて遺体安置所に訪れた。この友人は通路側にいたため、浸水した際に体が浮かび上がる格好となったが、ドアの内側にいたキム氏は浮かび上がることができなかった。
遺体安置上で、涙に暮れ顔をあげることさえできない友人を抱きしめたキム氏の母親は「最後まで一緒にいてくれたんだよ、ギウン」と涙を流した。
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