李会長が入院しているサムスンソウル病院=(聯合ニュース)
李会長が入院しているサムスンソウル病院=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】心筋梗塞の緊急手術を受けた韓国最大の財閥サムスングループの総帥、李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長(72)が19日夜、病状が改善したため集中治療室から一般の病室に移った。サムスングループ関係者が20日、明らかにした。

 李会長は10日深夜、ソウル市内の自宅で心筋梗塞を起こし、近くの順天郷大病院に運ばれた。病院到着直後に心臓まひの症状が出たが応急措置で症状が落ち着き、11日未明にサムスンソウル病院に移送され「ステント」と呼ばれる網状のチューブで心臓の血管(冠状動脈)を広げる手術を受けた。
 病院の医療陣は18日、李会長の容体について、「安定を維持している」とした上で、一般病室への移動も検討していると説明していた。ただ、李会長は13日からの鎮痛剤による治療により睡眠状態が続いている。医療陣は李会長が高齢で持病があったことを受け、意識回復を急ぐより、心臓と能が最高の状態を維持できるよう「鎮静治療」を続ける方針だ。
 李会長の意識回復が遅れ、一部では危篤説や死亡説が流れていた。

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