ナ・ハニル
ナ・ハニル
ソウル中央地検は、海外不動産投資金の名目で金銭をだまし取った疑い(特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺)で、俳優ナ・ハニル(60)と実兄(62)を不拘束のまま立件したことを発表した。

 検察によると2人は2007年6月、被害者キム某氏(44、女性)を「カザフスタン住商複合ビル新築事業に投資すれば、収益金30%を加えて返済する」とだまし、5億ウォン(約5000万円)を受け取った容疑がもたれている。

 当時、2人は数回にわたってH相互貯蓄銀行から135億ウォン(約13億5000万円)の融資を受けて大きな負債を抱えるなど、事業資金が不足した状況であった。そのため、被害者から金銭を受け取っても不動産投資はせずに、映画制作や自らの会社運営に使用しようとしていたことが調べにより明らかとなった。

 俳優ナ・ハニルは2006年~2007年、ローンブローカーを通じて貯蓄銀行から数回にわたり、限度を超える融資を受け、これを個人的な目的で使用し会社へ損害を与えた疑いで起訴され、2010年8月に懲役2年6か月の確定宣告され服役していた。

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