【ソウル聯合ニュース】韓国北東部の江原道高城郡にある南北軍事境界線近くの陸軍部隊の見張り所で兵長が銃を乱射し逃走した事件で、韓国国防部は24日、兵長が自殺を図る直前に作成したメモに、自分の家族や犠牲者遺族に対し謝罪の言葉を記していたと明らかにした。
 同部の金ミンソク報道官は同日の定例記者会見で「(兵長はメモで)自身の心境を抽象的に表現した」と説明した。
 メモには同僚に対する不満が書かれているとする一部メディアの報道については「事実ではない」と否定した。また、犯行の動機を立証するような具体的な記述はないという。
 兵長は21日、同僚に手投げ弾を1発投げ、銃を乱射。5人を殺害し、7人にけがを負わせ逃走した。23日、捜索隊に包囲された際に持っていた銃で自分の左胸の上部を撃って自殺を図った後、病院に搬送され手術を受けた。傷は次第に回復しているという。 

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