現在、済州道の全域に台風警報が発令中で、山間部では所により1時間あたり約20ミリの雨が降っている。
同日午後4時現在の降水量は多い所で384.5ミリを記録した。済州市では63.1ミリ、西帰浦市では52.5ミリを観測している。加波島では瞬間最大風速が33.8メートルを記録するなど風も強い。
強風と豪雨が続き、各地で被害が続出した。強風による断線で合計1万3000世帯余りが停電になった。
航空便の欠航も相次いだ。韓国空港公社済州本部によれば、同日午後4時現在、済州国際空港に台風警報とウインドシア(風向や風速の急変)警報が発令中で、出発・到着航空便187便(国際線28、国内線159)が欠航するなど、午後に入って欠航が続出しており、約80便は遅延運航した。
海沿いの道路は通行制限がしかれ、道内の港や入り江には船舶約2000隻が待避している。
道内の8校は休校とし、92校は登下校の時間を調整した。
韓国気象庁は、10日にかけて済州市で20~60ミリ、山間部など多い所では150ミリ以上の雨がさらに降り、瞬間最大風速20~35メートルの非常に強い風が吹くと予測した。また波が防波堤や海岸道路を越える所もあるとして、事故や施設管理などに注意するよう促した。
台風8号は同日午後6時前後に済州に最も近づき、今後は東北東に進みながら次第に弱まるという。
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