【ソウル聯合ニュース】韓国南東部・慶尚北道に駐屯する陸軍の弾薬部隊で、先輩兵士が新兵を約4か月にわたり暴行するなどの行為があったことが分かった。
 陸軍の関係者は7日、陸軍の弾薬部隊で先輩兵9人が新兵13人に対し、4月から8月まで暴力、強制わいせつ、監禁などの行為をした事実を摘発したとした上で、「先輩兵のうち3人に対する拘束令状を申請し、4人を立件、2人は所属部隊に懲戒通知する予定」と明らかにした。
 陸軍憲兵室は4日、被害を受けている兵士の父親からの電話を受け、捜査を開始。事実関係を確認したと分かった。 
 先輩兵士らは新兵のクレジットカードを用いて20万ウォン(約2万円)余りを決済し、返済しなかった。また倉庫に監禁するなどした。さらに、「幹部に告げ口すればただでは済まさない」などと脅迫をし、暴力を加えたほか、強制わいせつなども行われたという。
 今回、事件が発覚した部隊は、除隊した上等兵が除隊の当日、自宅で自殺し、苛酷な行為の強要があったことで問題になった部隊。
 また江原道の別の部隊では、休暇で外泊した兵士が民間の女性に対し、セクハラした事件が発生していたことが明らかになった。
 陸軍関係者によると、この兵士は6月28日に外泊し、江原道のペンションに投宿した後、酒に酔い、民間人が宿泊する部屋に侵入。民間女性に対しセクハラ行為を行った。現在、軍検察により調査中という。 

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0