パク・ヘジン=(聯合ニュース)
パク・ヘジン=(聯合ニュース)
韓国俳優パク・ヘジンが立て続けにドラマに出演している。今年は2月に大ヒット作品「星から来たあなた」を終えると、続いて「ドクター異邦人」(原題)に出演。現在はケーブルテレビ局OCNの新ドラマ「悪いやつら」(原題)を連日撮影中だ。

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 来月4日の初回放送を前に、パク・ヘジンがインタビューに応じた。パク・ヘジンは天才的な頭脳を持つ連続殺人犯、イ・ジョンムンを演じる。まずサイコパスという役柄について、「誰にもそうした気質はあると思う。イ・ジョンムンはサイコパス気質を持つ一般人というほうが正しい気がする」と答えた。イ・ジョンムンはサイコパスを生かし、いくつもの事件を解決していくという。

 「悪いやつら」は、さまざまな凶悪犯罪者を集めてさらなる悪を追い詰める刑事オ・グタク(キム・サンジュン)らの物語。現場に痕跡を残すことなく15人も殺害した連続殺人犯として、無期懲役を言い渡され服役中のイ・ジョンムンは、オ・グタクに思いがけなく協力を求められ、「悪いやつら」に加わる。
 パク・ヘジンは、イ・ジョンムンが自分自身を知ろうとしてメンバーになったと話す。また、イ・ジョンムンは連続殺人鬼と説明されているものの、本当に殺人を犯したのかはっきりしない点は多いと、含みをもたせた。

 撮影現場は熱気に包まれているようだ。「どのシーンも妥協がなく、スケジュール通りに終えられるか疑問に感じるほど」という。彼自身、一度その気になったら突き詰める性格。一筋縄ではいかないキャラクターを演じるにあたり、演出側から役作りの参考になるといわれた洋画「ドライヴ」のライアン・ゴスリングの演技をつぶさに見た。

 イ・ジョンムンという役柄は、パク・ヘジンの礼儀正しいイメージとは対極にある。「星から来たあなた」の一途な好青年から思い切ったイメージチェンジを図るものかという問いに、「悪いやつら」のほうが先に話があり、自分が演じたいと思った作品だったと答えた。「『星から来たあなた』のヒットはうれしいことながら、私が視聴者の期待に応えられたのかは分からない。『星から来たあなた』のヒットとは関係なく、常に挑戦したい」と言葉に力を込めた。

 デビュー作「噂のチル姫」(2006年)で演じたキャラクターから「年下男子」と呼ばれてきたパク・ヘジンも31歳。20代後半にはそう呼ばれるのに抵抗もあったが、「この年になってみると、年下男子のイメージを取り戻したい」と冗談めかす。

 演じることへの意欲が強まり、体を休める間はない。ドラマ撮影のため、自宅に帰れるのは週に2日くらいだ。さらに11月から中国ドラマの撮影も控えており、この冬は中国で過ごすことになる。

 こうした活動の意欲はどこから沸くのか。これまでのインタビューでは、意図せず3年間のブランクがあった分、休むことなくやっているのだと答えてきたというが、「確かに大変」と本音も。年に3作品ほど出演しており、特に役作りの時間が足りないという。それでも、「そうした部分も自分が引き受けるべきことだと思う。自分自身を磨き、また新たなキャラクターでお目にかからないと」と、自分を奮い立たせた。

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