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グループH.O.T.(エイチ・オー・ティー)出身のソロ歌手であり、中国で活動中の代表的な韓流スターKANGTA(カンタ/26)が、3rdアルバム『PERSONA』で、韓国内での活動を再開する。

このアルバムは、KANGTAが2年6ヶ月ぶりに出したレギュラーソロアルバム。アルバムジャケットは男性的な強い魅力が溢れており、変化を実感させている。

去る10日、インタビューを行ったKANGTAは、「寂しい男が、孤独を感じている姿を表現しようとしました」「独り、車内で静かに聞ける落ち着いた今日を作ろうとしました」と、アルバムのコンセプトを伝えた。

ソロ転向後に出した1st、2ndとの違いは、寂しさから一歩進んだ孤独感である。

「以前は、愛する人を待つ純愛譜の歌を多く出していましたが、今回は、孤独と寂しさにフォーカスを合わせました」彼はアルバム作業前からタイトル曲の構造を練ってきた。

「聴いてみるとバラードなんですが、ステージでダンスしながら歌えそうな曲を作りたかった。バラードのメロディーでも、ダンスもできるリズムが加わった曲を、振り付けに合わせてライブで歌ってみようと思います」
そうして生み出された曲が、自作曲であるタイトル曲『PERSONA』。哀切なメロディーに、黒人音楽独特のグルーヴが溶け込んでいるスローテンポのR&B曲で、彼女と別れる男の、異なる表と裏を、切なく表現している。ミュージックビデオは、<Fly to the sky>の『重力』のミュージックビデオを演出したイ・サンギュ監督が、アメリカ・サンフランスシスコとLAで、KANGTAを主人公に撮影した。


<b>2曲目の『クズ(Illusion)』も、寂しげな感じのポップバラード曲</b>

「ほとんどの男性が、初恋に失敗するじゃないですか。別れた後で、会いたくて堪えきれずに電話するけど、またそのせいでもっと大きく傷ついたりします。そんな情況で、自分をクズのような存在、情けない奴と思い込むでしょう」タイトルを先に決めてから作り始めたこの曲は、切なくとも共感できるメロディーが簡単には出てこず、3回も書き直すほど心血を注いだ作品である。

アルバムの前半部を満たしている繊細なストリング旋律の『ゆっくり歩く(AGAPE)』と、神秘的でかつファンキーな『麻痺(Paralysis)』、KANGTAが出演した中国ドラマ『魔術奇縁』の主題歌『一日だけ(Just One Day)』など、KANGTAが作詞作曲した5曲は、寂しさが色濃く入っており、アルバムのコンセプトをよく伝えている。

野風のようなさわやかさが感じられるボサノヴァスタイルの『立ち上がる』は、BoAの『No.1』『Spark』の作曲家アン・イクスが始めてKANGTAに渡した曲である。サム・リーのギター演奏と、チョン・ジェドクのハーモニカ演奏が魅力的だ。

ジャズ風の『Blue Snow』、南アジア津波の被害で苦しんでいる被災民のために作った『眠れる祈り(Prayer)』などは、作曲家ソン・クァンシクとの合作である。

『彼女の声が聞こえます(Always)』は、ソン・クァンシクが作曲し、KANGTAが作詞した曲で、KANGTAのナレーションが異色的な感性を刺激する。

「車に乗ってて、ラジオから流れてくるイ・ビョンホン、ファン・スジョン、プルンハヌルのナレーションからアイディアを得て作った曲です。また、ポップソングの歌詞の中で、“彼女の声が聞こえる”という内容が良かったので、携帯のメモ帳に保存してたんです。後でそれに歌詞をつけました」彼は普段車で移動する時、携帯をいじりながら、思い浮かんだ事を携帯のメモに書き込むという癖があるそうだ。この癖が、歌詞を書く時に大いに役立っているという。

KANGTAは、来たる5月に放送される予定のKBSミニシリーズ『ラブホリック』にキャスティングされ、撮影を始めた。しかし、レコーディングとドラマ撮影などで無理したためか、風邪と急性喉頭炎で数日間通院した。今はほとんど回復しているが、このためテレビでのカムバックステージがかなり遅延された。しかし急いではいないそうだ。

「テレビとステージで見せるのも大事ですが、アルバム自体のクォリティーがもっと大事だと思います。多少遅れても、健康を取り戻してこそ良いステージをお見せできるはずですから」1990年代後半、韓国歌謡界を揺るがした最高の人気スターだったH.O.Tのリードボーカルという位置が、ソロ活動をするに当たってどのように作用しただろうか?ふと、プラスかつプレッシャーにもなり得ると思った。

「プレッシャーというよりプラスの力です。誰が何と言おうと、H.O.Tというグループが今日の僕をつくったものですから。でなければ、こんなに素晴らしい作曲家や先輩と会えなかったでしょう」

しかし、作詞作曲を自らこなし、プロデュースまでしているにもかかわらず、アイドルスターだった経歴が、「音楽的な深みに欠けるのでは」という先入見を持たせることも事実だ。この点は今後、音楽で克服していく部分だと思っているそうだ。

最近、Rain(ピ)やSE7EN、Kなど、韓国歌手の日本進出が流行のように広まっているが、これについてKANGTAは、“元祖”韓流スターとして、歌手たちが日本だけでなく、中国にも多く進出してほしいという。

「中国は純粋で、また流行り廃りが早くないので、一度ファンになったら最後まで続きます。派手なステージもそうそう見られないし、日本よりもビジネス的な面で、収益が多くないことから、進出を避けているのは事実ですが、多くの歌手たちが中国で活動できたらいいなと思ってます。韓流は、その言葉通り、雰囲気が大事ですから」
KANGTAは、3rdアルバムを韓国と中国で発売し、今年は両国で活発に活動する予定だ。

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