「BIGBANG」、「2NE1」ら多くの実力派アーティストが所属するYGエンターテインメントのサバイバルオーディション番組「WIN:Who Is Next」で選出された超大型新人ボーイズグループ「WINNER」。
「BIGBANG」、「2NE1」ら多くの実力派アーティストが所属するYGエンターテインメントのサバイバルオーディション番組「WIN:Who Is Next」で選出された超大型新人ボーイズグループ「WINNER」。
「BIGBANG」、「2NE1」ら多くの実力派アーティストが所属するYGエンターテインメント(以下、YG)のサバイバルオーディション番組「WIN:Who Is Next」で選出された超大型新人ボーイズグループ「WINNER」。

WINNER の最新ニュースまとめ

 日本デビューアルバム「2014 S/S-Japan Collection-」(9月10日発売)が、オリコンのアルバム週間ランキング(9月22日付)で初登場2位を獲得し、華々しいデビューを飾った彼らは、同アルバムを引っさげ、9月11日に東京・ZEPP TOKYOにて5都市11公演の初のジャパンツアー「WINNER 1st JAPAN TOUR 2014」をスタート。その後、北海道、福岡、愛知、大阪のZEPP会場を巡ったのち、10月11日に再び東京に戻り、初日と同じ場所で、ツアーを大盛況のうちに締めくくった。

 今回は、10月10日(金)にZEPP TOKYOにて行われた、ツアーのファイナルとなる東京公演初日の模様をお届け。この日も9月の初日同様、「W」の文字をかたどったペンライトの青色に染まった超満員の会場で、曲の構成、演出も同じだったが、初日以上に胸の高鳴りや感動を覚えた。「WINNER」がわずか1か月で、パフォーマンスはもちろん日本語でのMCも含め、誰の目から見てもハッキリ分かるほど、一回り大きく成長して帰ってきたからだ。

 オープニング、ファッションショーのように中央の高台から一人ずつ、スモークの炊かれたステージに現れ、ランウェイを歩くモデルのようにウォーキングをするという演出だったが、初日とは明らかに違い、メンバーは余裕のある自信に満ちた笑顔で堂々と帰還。

 リーダーのカン・スンユン(以下、スンユン)、キム・ジヌ(以下、ジヌ)、ソン・ミンホ(以下、ミンホ)、イ・スンフン(以下、スンフン)、ナム・テヒョン(以下、テヒョン)の順に登場し、悲鳴に近い歓声が会場中をこだまする中、リード曲「GO UP」が流れると、ファンの完璧な掛け声に後押しされ、冒頭からメンバーも全力で飛ばしまくる。その勢いのまま、アップテンポの「LOVE IS A LIE」に突入し、会場のボルテージは一気にMAXに。メンバーの若さ弾けるキラキラした瞳がなんとも眩しい。

 スンユンが「WINNER 1st JAPAN TOUR 2014にようこそ。最後まで盛り上がっていきましょう!」とあいさつした後、「皆さん、本当に会いたかった!」とテヒョン。ジヌも「幸せな一日を一緒に過ごしましょう」と笑顔を向け、ラッパーのミンホはラップで、ラップ&振り付け担当のスンフンはダンスでそれぞれ自己紹介をし、スンユンが「今日は皆さんが『WINNER』になれるように頑張ります!」と高らかに宣言し、次の曲へ。
ネオン街の映像をバックにし、スタンドマイクを使った「TONIGHT」では、腰を振るセクシーなダンスにファンから「キャ~ッ」と悲鳴が。ミディアムテンポで優しい音色の「DIFFERENT」では、照明を巧みに使った演出で、妖艶な雰囲気に包まれた。

 ここからはソロやユニット曲でそれぞれ個性あふれる魅力を発揮し、ファンを魅了。まず、ミンホがヒップホップの要素を全面に押し出したソロ曲「I’M HIM」で会場を一瞬にしてクラブのような雰囲気に。強烈で力強いパフォーマンスに、ファンもグイグイ引き込まれる。続いて、スンフンが加わり、GD&TOPの「HIGH HIGH」を。自由奔放に遊ぶように弾けまくる2人と一緒に、ファンもノリノリで踊り、盛り上がりはさらに加速。

 さらに、「GD&TOP」の「OH YEAH feat.BOM(from 2NE1)」が流れると、うさぎのカチューシャを着け、ミニスカ姿に女装したジヌが登場。2NE1のボムになりきって高音を轟かせ、女性顔負けの美しい美脚に、会場からも「かわいい~!」の嵐が。

 そんなジヌをミンホとスンフンが取り合うという構図で、ジヌがミンホを選ぶと、スンフンは「もともとジヌさんは僕のタイプじゃないから大丈夫です。僕は目が小さい人が大好きです」と言うと、大きな目のジヌは「僕も小さいです」と目を細めヘン顔を披露。すると、ミンホが「ダメよ~ダメダメ」と日本エレキテル連合のギャグで爆笑を取り、さらに「ヘンな顔はダメ。ジヌ君、何してるんだよ!」と片足をドンと鳴らし、他のメンバーがジャンプをするというダチョウ倶楽部の団体芸で畳み掛ける。

 ミンホがあまりにも「皆さん、僕の彼女かわいいでしょ?」と自慢気に話すので、スンフンが「男性のお客様、本当にかわいいですか?」と問い掛けると、客席からは「かわいい~」と太い声が。「ありがとう~」と喜ぶジヌを横目に、慌てるミンホは「ちょっと待って。男様たち、ダメよ~、ダメダメ」とくぎを刺し、ジヌとミンホが愛を確かめ合う(!? )と、今度はスンフンがYGのヤン代表のマネをし、「ドームツアーをするまでは恋愛ダメだぞ」とさらにミニコントが始まり、会場は大爆笑の連続となった。

 ひとしきり大笑いした後、「次のステージはスイートなステージです。皆さん、心気を付けてください」と3人がステージを後にし、テヒョンのソロステージへ。ピアノの旋律に乗せて、恋する男性のトキメキをつづったバラード調の「COFESSION」をテヒョンが切なく甘い美声で披露。「告白する。かけがえのない君と毎朝くちづけを交わしたい」という歌詞に、ファンはうっとり酔いしれ、完全にノックアウト。黄色い声があちこちから上がった。

 曲が終わると、ステージ袖から「告白する」とアカペラで気持ち良さそうに歌いながらスンユンが現れ、「ステージの後ろで感動しました。僕も最近ちょっと寂しいから」と言うと、気を利かせたテヒョンは「皆さん、スンユン君に告白しよう」と提案。客席からスンユンに愛の言葉が投げられ、うれしそうにハニかみながらハートマークを作るスンユン。

 大満足したスンユンが次の曲に入ろうとすると、今度はテヒョンがいじける。その姿にファンはまたも胸キュン。スンユンが音頭を取り、同じように客席から告白を受けたテヒョンはステージに崩れ落ち、喜びを表現した。

 そして、スンユンがギターを弾き、「猿岩石」の「白い雲のように」を熱唱。2人のハモリと声のバランスが心地良く、客席も大合唱して会場が一体となった。興奮冷めやらぬスンユンは「皆さんと一緒にハーモニーをやりたい!」と言い出し、「白い雲のように」の部分を客席とハモリ、「皆さんの声で感動しました!」とニッコリ。

 続いて、曲の前に客席に振り付けのワンポイントレッスンをし、久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」を5人で披露。途中でミンホとスンフンのラップのアレンジも入り、サビの部分では全員で一緒に踊り、キュートでクールな楽しいステージとなった。

 後半戦は、全く異なる声質を持つ5人の歌の上手さが一段と際立つ、「COLOR RING」、「BUT」、「EMPTY」で感性を刺激する歌声をしっかり聴かせた5人のメンバー。改めて彼らのひたむきで情熱的な姿勢、音楽への真摯な思いが伝わってくる。

 ここでMCタイム。メンバーはこれまでのツアーを振り返り、どこが印象に残っているかをトーク。宿泊しているホテルからの景色がキレイだからという理由で東京を挙げたテヒョンは、セブンイレブンの豚カルビ丼が気に入っているらしく、「神戸牛より僕のスタイルです」と言い、「口のスタイルが安いですね(笑)」とスンユンからツッコまれてもなんのその。「今日も楽屋に10個あります(笑)」と全員を驚かせた。

 スンフンは初めてコンサートをした東京、ジヌは自分の誕生日(9月26日)をファンに祝ってもらった福岡、ミンホは温泉や遊園地が楽しかったという札幌、スンユンは名古屋も良かったし、全部良かったとし、「ステージで皆さんと一緒にいるこの瞬間が一番良い」とリーダーらしく上手くまとめた。

 そして最後に一人ずつあいさつ。スンフンは「今回のツアーで日本語も歌も成長したと思います。皆さんのおかげです。これからもっと頑張ります」と力を込め、テヒョンは「いろんな経験ができて、僕たちにとっては重要な瞬間でした。今日も皆さんと一緒に歌って、触れ合えたことが本当にうれしいです。夢のような瞬間でした。もっと頑張って大きなグループになって、皆さんに恩返しします!」とさらなる高みに向かって狼煙を上げた。

 ジヌは「今まで不安と苦労があったんですが、今日皆さんのおかげで全部忘れました。皆さんの応援の声、全部聞いています。ありがとうございます」とファンに感謝し、ミンホは「本当に感動しています。これからも一生、付いてきてください。皆さん、一生一緒だよ!」とファンと約束を交わした。

 最後にスンユンは「僕たちはレッスン生の時から、大勢の前で歌うことを夢見てきて、それが『BIGBANG』先輩のドームツアーで叶い、その瞬間も感謝しています。でも、ドームツアーの後、5人で約束しました。絶対に『WINNER』だけの公演で戻ってこようと。それが今回皆さんのおかげでできました。本当にありがとうございます。まだ足りないところもたくさんありますが、もっと成長できる『WINNER』になりますので、これからも応援よろしくお願いします!」と頭を下げた。

 MC中、メンバーが足をドンと鳴らして全員でジャンプをするというくだりで、何度もファンと遊ぶメンバーたちのおちゃめな姿もほほ笑ましかったが、スンユンが通訳をしたりフォローしたりする場面があったものの、メンバー全員が日本語を使って自分たちの思いを必死に伝えようとする姿に、胸が熱くなった。

 本編最後は、小悪魔な彼女に振り回される男性の気持ちをつづった「DON’T FLIRT」で、お尻をかわいく揺らすキュートなダンスを披露したメンバー。「JUST ANOTHER BOY」でステージを縦横無尽に飛び跳ねながら盛り上がった後、最後となるメンバーの自作曲「SMILE AGAIN」まで力いっぱい走り抜けた。
自分たちのステージに立ちたかったという彼らの情熱が観客にもガツンと響き、余韻の残る会場。誰もいないステージに向かって、ファンは「アンコール」と叫ぶ代わりに、「GO UP」を合唱し、彼らの再登場を待っていると、メンバーの一緒に歌う声が聞こえ、「いきましょう!」の合図で「JUST ANOTHER BOY」が流れ、再びメンバーが元気いっぱいにステージを所狭しと駆け回った。

 「アンコールありがとうございます」とうれしそうにするメンバーは、「今日は特別なお客様がいます」と2階席の方を向き、「『2NE1』のダラ先輩」と紹介。ダラが席を立って手を振ると、会場は騒然となり、特に男性ファンの熱狂ぶりに、メンバーは「男様、ダメよ~、ダメダメ。僕たちのコンサートです!」と最後まで爆笑をかっさらった。

 そして、メンバーの合図でファンが持っているペンライトの色を変えるというマジックや、ミンホがフォーク曲げ、スンフンが赤いスカーフを使ったマジックをするなど、ファンを存分に楽しませた後、テヒョンがカメラを持って、ステージ上からメンバーや客席の写真を撮りながら、「LOVE IS A LIE」、「GO UP」を歌い、熱気あふれるファイナル公演の初日は大団円を迎えた。

 MCでも「皆さんのおかげで」と何度も口にし、ファンに感謝していた「WINNER」。さまざまな苦労や困難を乗り越え、デビューを勝ち取り、単独ライブツアーまでこぎつけた彼らだからこそ、謙虚な姿勢で真摯に頑張る、その一生懸命さに多くのファンが惹きつけられた。

 公演中に流れた映像で、「失敗することより、諦めることのほうが良くない」と言っていたジヌの言葉がとても印象的だった。これがファーストツアーとは思えないほど、圧巻のパフォーマンスでファンを熱狂させた彼らは、今後も諦めたり立ち止まったりすることなく、さらなる大きな夢に向かい、進化を遂げていくことだろう。次のステージが早くも楽しみだ。



WINNER - '2014 S/S -Japan Collection-' Comment &SPOT
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