張成沢氏の処刑と関連した当時の雰囲気が、いまもなお消えていない国内事情と無関係ではない、との分析がなされている。
米国自由アジア放送(RFA)は25日(現地時間)「北朝鮮が昨年、張成沢氏を処刑したのに続いて、その側近たちを大挙粛清した後、彼らから回収した高級住宅を帰属させた」と報じた。
これと関連し、平壌のある消息筋は「張成沢氏の側近だった幹部らの200坪を超える高級住宅が数十軒ある」とし、「回収されてから約1年が経つが、新たな住人が住むこともなく空き家のままで残っている」と伝えた。
住宅難が深刻な北朝鮮の事情を考慮すれば、空き家のままで残しておくということは非常に異例だと消息筋は伝えている。
一方、住民らの間では、ことし行われた仁川アジア大会で金メダルを取った選手へ高級住宅を寄贈するのでは、とのうわさも流れているという。しかし、幹部へのみ与えられる高級住宅であるため、スポーツ選手が入居するに値しない、というのが消息筋の話だ。
同消息筋は「住民らの頭の中には、まだ”張成沢の影”が残っている」とし、「幹部たちも、処刑された張成沢氏の側近の住居へ入居するのは負担が大きいだろう」としている。
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