セウォル号の”もう1人の船長”シン某氏(47)が「正式な船長はイ・ジュンソク船長だ」と責任転嫁していることがわかった(画像はイ・ジュンソク船長/news1)
セウォル号の”もう1人の船長”シン某氏(47)が「正式な船長はイ・ジュンソク船長だ」と責任転嫁していることがわかった(画像はイ・ジュンソク船長/news1)
セウォル号の”もう1人の船長”シン某氏(47)が「正式な船長はイ・ジュンソク船長だ」と責任転嫁していることがわかった。

 光州地裁は30日、業務上過失致死傷などの容疑で起訴した清海鎮海運のキム・ハンシク代表(71)など、社員とウリョン通運関係者など11人に対して第19回公判期日を進めた。

 セウォル号のもう1人の船長であるシン氏は、検事の被告人身分で自身を「見習い船長」と表現し、「”正式な船長”としての役割を担っていなかった」と主張。

 シン氏は「(清海鎮海運の)パク某常務が私に『イ・ジュンソク船長が休暇をとった場合は船長として働き、1等航海士が休暇の場合はその役割(航海士)を担ってほしい』と言った」と話した。

 シン氏はカーフェリー船長の経験はもちろん、船長として乗船した経験が1年にも満たない点、自身が大型船についてよく知らない点などを強調。「イ船長と共に船に乗り、指導・監督を受けた。イ船長が『キャリアを積むということで、船員手帳には船長と記載しておこう』と言った。また、イ船長へ業務関連の報告をした」と陳述した。

 検事は、2013年11月28日セウォル号の事故で貨物が破損した当時の事故報告書内の経歴欄「船長」の枠にシン氏が署名した点、シン氏が自身より経験の多いイ船長からアドバイスをもらう程度に過ぎなかった点などを理由に、シン船長がセウォル号を総括する”もう1人の船長”だったと主張。

 検察は、シン氏が普段、セウォル号を運航する中で過失や荷物の積め過ぎなどを黙認し、会社側に処置を要求せず、船員らの教育にもいい加減だった点などを挙げ、4月16日の沈没事故に関して責任がある、とみて起訴した。


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