韓国沈没船セウォル号オーナーのセモグループ前会長ユ・ビョンオンの妻クォン・ユンジャ氏(71)と長男のテギュン氏(44/写真)、テギュン氏の子息ら4名が最近、財産相続放棄の申請をした。(提供:news1)
韓国沈没船セウォル号オーナーのセモグループ前会長ユ・ビョンオンの妻クォン・ユンジャ氏(71)と長男のテギュン氏(44/写真)、テギュン氏の子息ら4名が最近、財産相続放棄の申請をした。(提供:news1)
韓国沈没船セウォル号オーナーのセモグループ前会長ユ・ビョンオンの妻クォン・ユンジャ氏(71)と長男のテギュン氏(44)、テギュン氏の子女ら4名が最近、財産相続放棄の申請をした。

 通常、財産放棄は被相続人の相続財産が相続される債務より少ない時に申請される場合が多い。相続人が被相続人の債務責任を負わなければならないからだ。

 裁判所がテギュン氏らの財産放棄申請を受理すれば、彼らはユ前会長の債務を負わずにすみ、ユ前会長の相続財産を他の相続人に一定の比率で残すことになる。

 民法では被相続人の直系卑属、被相続人の直系尊属、被相続人の兄弟姉妹、被相続人の4親等内の傍系血族の順に財産相続の順位が決められている。

 民法上、次の相続人は海外に逃亡中だといわれている次男のヒョッキ氏と長女のソムナ氏らになる。

 長男テギュン氏らが先月24日、大邱(テグ)家庭裁判所に提出した相続財産放棄申請が受理されると、ユ前会長の財産還収に出た検察は、還収対象者を整理しなおさなければならない。ユ前会長一家は、大邱や慶尚北道地域のあちこちに莫大な土地と企業を保有している。

 慶尚北道の青松(チョンソン)郡にある普賢(ポヒョン)山一体99万平米の営農組合法人は、ユ前会長の系列会社資金が流れていると言われている。

 同じく慶尚北道の安東(アンドン)市には廃校敷地と3万3000平米の土地、軍威(クンウィ)郡には4万5000平米の農地2か所、鬱陵(ウンルン)郡の林野と田畑10万平米などもユ前会長や一家の所有となっていると伝えられている。

 ユ前会長の相続対象に入っているか確実ではない、清海鎮(チョンヘジン)海運の持ち株会社であるアイウォンアイホールディングスの系列会社のうち、慶尚北道・漆谷(チルコク)郡にある自動車部品製造業者は、テギュン氏と次男のヒョッキ氏、アイウォンアイホールディングスがそれぞれ6.98~13.87%の株を所有している。

 またテギュン氏が大邱に所有する住宅が、ユ前会長のペーパーカンパニー「赤い頭のエナガ」の事務所所在地に登録されているという。

 過去にテギュン氏とヒョッキ氏が住んでいた大邱の住宅は、延べ面積360平米に地下1階・地上2階建てで、庭園と屋外プールなどを備えている。


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