先月、仁川(インチョン)の大学病院で酒に酔った専攻医が3歳男児に縫合手術をした。あごにひどい傷を負い、救急で運ばれたこの男児は、骨が見えるほど傷が深く、細菌感染が心配な状況だった。
しかし飲酒状態での手術により、まともな治療を受けられず、再手術をする状況が発生した。男児の父母は「医師が消毒もせず、衛生手袋もつけていなかった」と問題を提起した。この事件は大きな騒動となった。
28日に発生した、ソウル市内の整形外科で起きた“手術室での誕生日パーティー”事件も感染が憂慮される危険な状況だった。
医療陣は手術台に横になっている患者をほったらかし、ロウソクに火をつけたバースデーケーキを持ち込んだり、手術室内で飲食をしたりしていた。
胸の手術に使用する保形物でふざけ、写真まで撮ってSNSに掲載した。手術室の様子を公開すること自体が医療界ではタブーなことだ。
大韓整形外科医師会は、4月に一部整形外科で行われている“幽霊医師(シャドードクター)”の手術問題を公式に提起した。医師の専門性と名声を信じ、医療機関を訪れる患者をだます違法行為により、相談した医師と手術を行う医師が違っている事例を指摘した内部告発だった。
整形外科医師会は早く「過大広告にだまされず、幽霊手術をされないようにしよう」という印刷物を制作し、会員医療機関に配布した。
整形外科医師会が推定する“幽霊手術”の被害者は10万名以上だ。整形外科医師会は幽霊手術に対し、「患者の生命と安全に危険を及ぼすガン細胞」という表現まで使って、対策に乗り出した。
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