【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の元側近、チョン・ユンフェ氏が青瓦台(大統領府)の人事など国政に介入しているとした青瓦台内部文書の流出問題をめぐり、与野党は9日、青瓦台の金英漢(キム・ヨンハン)民政首席秘書官に対し、国会運営委員会に出席するよう求めたが、金秘書官が拒否して辞意を表明したことが分かり、波紋を呼んでいる。与党セヌリ党の金在原(
キム・ジェウォン)院内首席副代表が伝えた。 民政首席室は文書を作成し、流出した当時の行政官(逮捕済み)が勤務していた公職紀綱秘書官室を指揮・管理する。金秘書官に対しては文書を流出させた警察官を懐柔したとの疑惑も浮上し、与野党は国会での説明を求めていた。金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長は金秘書官に国会への出席を指示しており、首相よりも権力が大きいとされる大統領秘書室長に反旗を翻す異例の事態になりそうだ。 金首席副代表は金秘書官の出席拒否で国会運営委員会が中止になったことを受け、記者団に対し、「(金秘書官に)出席を求めたが、本人は『辞任する、国会で答弁はできない』と言っている」と伝えた。また、「秘書室長は本人の辞意が明白で、最後まで出席しなければ辞任させると話している」と説明した。辞意を表明した背景については「われわれも理由が知りたい」として、「突発的な状況」と伝えた。 金秘書官は大検察庁(最高検)の部長などを歴任し、昨年6月に任命された。 kimchiboxs@yna.co.kr
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