デビューアルバムもリリースしていない新人歌手SunMin(ソンミン)。しかし、彼女は日本で、どんな歌手よりも注目を浴びている。彼女は日本人歌手・久保田利伸と共に『Keep Holding U』を歌いデビューした。映画『日本沈没』の主題歌であるこの曲は、発売1週目にオリコンシングルチャート20位にランクイン。韓国ではデビューさえしていないという点からして、成功した方である。SunMinの所属事務所はグループ<SHINHWA(神話/シンファ)>と同じグッドエンターテイメント。<グッドエンターテイメント>は「日本で成功的なデビューを果たしたので、韓国でのデビューも順調なものと思われる」と伝えた。
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SunMinよりも2年早く日本に渡った女性歌手ユンナは、デビュー当時“ピアノを弾く10代”というコンセプトを押し出した。また、2枚目のシングル『ほうき星』は、オリコンシングルチャート15位に入るなどの人気を博した。現在、シングル6枚とアルバム1枚をリリースした彼女も、下半期に韓国でデビューアルバムをリリースする。
BoA(ボア)、Rain(ピ )、SE7EN(セブン)などと異なり、先に日本でデビューして人気を博している韓国歌手が増えている。2001年の女性グループ<TO-YA>をはじめ、2人組男性デュオ<SoRi>がこのケースだ。女性歌手Mayは韓国と日本で同時にデビューした。ユンナの所属事務所でも現在、5、6人が日本デビューを控えており、Rainが所属しているJYPエンターテイメントもやはり、3、4人が中国と日本でデビューする予定だ。
彼女らのデビューにかかる経費はダンス、歌などのトレーニング費と外国語レッスン代、アルバム代、広報費など、3年の準備過程を含め大体20億ウォン程度。これは国内歌手のデビュー経費である3億~5億ウォンに比べると高い方。トレーニング・レコーディング・ミュージックビデオ制作と続くデビュー過程で、外国語を学んだり現地での生活などに、余分な費用がかかるためだ。
しかし、メリットもある。世界の音盤市場第2位である日本で成功した場合、米進出が楽になり、日本デビューした後に韓国デビューすると、国内での経費を減らせるということだ。
デビュー後、人気を博していく過程も、日本と韓国は若干異なる。韓国の場合、歌手として成功するのには音楽的なこと以外にも、バラエティ番組出演時に発揮するエンターテイナー的な能力が必要だ。しかし、日本では新曲が広告、アニメーション、テレビ番組などの挿入歌に使用されるか、されないかに成功の可否がかかっている。
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