最近の韓国ドラマ(地上波)で目に付くキャラクターがある。それは“多重人格”の主人公だ。一人でさまざまなキャラクターを演じるには、俳優の演技力が光らなければならず、俳優自身の苦労も大きいようだ

アン・ジェヒョン の最新ニュースまとめ

 1月21日スタートのドラマ「ハイド・ジキル、私」。ヒョンビンがドラマ復帰作に選んだ作品だが、主人公は二つの人格を持つ解離性障害。遊園地での勤務中は傲慢さと気難しさ、冷静さで武装しているが、隠れていた別の人格は純情そのもの。一人の中の二つの人格が一人の女性を愛する…新スタイルの三角関係が放送前から関心を集めている。

 また「キルミーヒールミー」の男性主人公も多重人格者だ。完ぺきな財閥3世である主人格から邪魔をする競争人格、10代の不良少女や7歳の子供まで、キャラクターは七つにもなる。決定的な状況でとんでもない人格が登場するなど、どう跳ねるかわからない内容が興味を加え、七つの人格をこなす俳優チソンの演技力も見どころだ。

 さらにヴァンパイアの本能を隠した医師が主人公のドラマ「ブラッド」も控えている。毎日、血を扱う医師であり、血に向けた欲望を持つヴァンパイア役をモデル出身の俳優アン・ジェヒョンが演じる。

 昨年ブームとなった「星から来たあなた」の“エイリアン”に続き、2015年は多重人格まで見せていくテレビドラマには、漫画のようなキャラクターが続々と登場している。