阪神の守護神・呉昇桓が日本へ出国 「チームの優勝が一番の目標」

阪神タイガースの守護神・呉昇桓（オ・スンファン、32）が日本で2回目となるシーズンに向けて、覚悟を明かした。

オ・スンファン の最新ニュースまとめ

　オ・スンファンは27日、金浦空港から日本・大阪へ出国。球団でのメディカルチェックを受けた後、29日には沖縄へ移動して春季キャンプに合流する予定だ。

　金浦空港へ姿をみせたオ・スンファンは「グアムではウェイトトレーニングに集中した。体重は大きく落とさなかったが、体脂肪率を落として筋肉量を増やすことに集中した。球速も大きく上がらないだろうが、落ちることがないように努力した」と述べた。

　また「ことしは2回目のシーズンとなるが、昨年より良い姿を見せたい。まずは、セーブ失敗を減らして、ブローン・セーブをしないことが目標。何より、チームの優勝が一番目の目標」と明かした。

　オ・スンファンは今シーズンの契約が終わると、阪神との契約が満了となる。日本ではすでに、オ・スンファンの「今後」について話題が上っているが、これについては「まだ今シーズンまでは阪神の選手だから、ことし良いプレーを見せることが最優先。今後の計画は、その後に考えたい」と答えた。

　日本チームのキャンプは、韓国プロ野球チームに比べて短い。これについてオ・スンファンは「むしろ、短期間に集中してトレーニングする方が合っているようだ。プロ選手ならば、その前に体を作っておかなければならない。いま、ある程度は投げられるくらい体作りは終えている」と自信をみせた。

　また「江夏豊氏が春季キャンプで臨時コーチに就任するとのことだが、すばらしい方だと聞いている。アドバイスをもらって、たくさん学びたい」と語った。

　「昨年はすべてのことが初めてだったが、ことしは昨年より楽に生活できると思う」とし、「日本の選手たちとも一緒に時間を過ごして、もっと仲良くなりたい」と笑顔を見せた話したオ・スンファン。2年目の日本生活も満喫する計画だ。