両都市間の協力は各都市の経験や行政ノウハウなどを実利的にやり取りするためのもので、昨年7月ソウルで両都市の指導者が締結した「交流・協力に関わる合意書」を具体化した結果だ。
ソウル市は水害、地下鉄、橋梁、建物やインフラなどの耐震化および老朽化に関連した技術情報を相互提供し、共同発展のために協力することとなった。年1回、「都市安全フォーラム」を共同開催する方案や両都市で開かれる消防防災訓練に相互参加する方案も約束した。
また、2020年の東京オリンピックの成功的開催を支援するため、1988年ソウルオリンピック当時の経験を共有する。ソウル市はオリンピックを両都市に貢献する祝祭として、共同観光商品の開発にも乗り出す予定だ。
この他にも両都市は、大気汚染対策に関する技術交流協力やエネルギー節約の建築物拡大、少子化に対する効率的な対策共有、伝染病対策に対する協力関係強化、江戸東京博物館とソウル歴史博物館の収蔵品を活用した展覧会開催などを約束した。
朴ソウル市長は「都市安全や民生問題の解決には、国境も理念もない」とし、「共通懸案に対して両都市が緊密に協力し、シナジー効果を出して都市問題を賢く克服していけたらいい」と話した。
また、朴市長と舛添都知事は、最近IS(イスラム国)のテロ行為で2人の日本人が殺害されたことに関連して、遺憾の意を表し、犠牲者と遺族に哀悼の意を捧げた。
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