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オリニ大公園は13日、公園内の会議室で会見を開き、事故当日の12日に撮影された監視カメラを確認した結果、飼育員のキム氏が内扉を閉めていなかったことがわかったと明らかにした。扉が開いていたため、ライオンが出てきて事故が起きたというのだ。
公園によると、キム氏は動物園が独自に行っている「動物行動豊富化プログラム」の後片付けをしていたという。猛獣舎を管理する飼育員は通常は2名だが、この日はもう1名の飼育員は休暇だったため、キム氏1人での勤務だった。
キム氏は広場にいた2頭のライオンを檻の扉を開けて中に入れた。広場側にある檻の扉は、停電などを考慮して手動で作動するようになっている。扉は管理通路側から扉にかかっている振り子を引き下ろしたり上げたりする方法で開閉している。
ライオンが2番の檻に入ったのを確認したキム氏は、1番の檻と2番の檻の間にある扉を開けて、ライオンを1番の檻に移動させた。2番から1番に異動させた理由は明らかになっていない。ライオンが1番の檻が気に入っているか、もしくは1番の檻がライオンを管理しやすいといったことが可能性として考えられる。
その後キム氏は2番の檻と広場の間にある扉を閉めた後、広場内に入った。1番の檻と広場の間の扉が開いていたため、2頭のライオンが広場に出てきてキム氏を攻撃したのだ。
オリニ大公園の関係者は、本人の過失を問うかという質問に「私が判断することではない。ありのままをお話ししただけ」と述べた。また「キム氏が1番の檻の扉を閉めなかったことは、檻にある監視カメラの映像で確認することができる」と説明した。
キム氏には妻と息子1人がいた。1995年、オリニ大公園の動物福祉チームで業務を始めた。猛獣舎には2002年前後の2年間と2012年から現在まで3年で計5年ほど勤務した。オリニ大公園関係者は「業務に専門性が不足していることは絶対にない」とし、「誠実に一生懸命に勤めてくれていたのに、本当に残念だ」と述べた。
アン・チャン園長は「業務遂行中に起きた事故であり、遺族には積極的に対話をして、産業災害補償保険から最大限の保障を受けられるように弁護士を支援するなどの努力を惜しまない」と明らかにした。
オリニ大公園は今後、施設に対する安全対策と関連して、飼育員が広場に入る前、動物の檻の扉の開閉を確認できるよう飼育管理銅戦場に警報装置を設置すると述べた。
猛獣退治用のスプレー、電気衝撃棒など安全装備類を追加で確保し、有事に飼育員が猛獣から自分を守れるようにする案も出した。
オリニ大公園は、今回の事故前にキム氏が猛獣にえさを与える際に指を負傷したことがあり、それに対してすぐに「エサは必ず動物から離れた状態で提供し、やむを得ない場合は必ずえさ投入口から提供する」という規定を作った。
マニュアルには「猛獣動物は必ず檻に入った後、頭数や施錠装置を確認して広場に入る」、「100%安全な状態でのみ作業し、常に冷静に行動する」という内容がある。
しかし不幸にも、広場と檻の間の扉が開いているなど危険な状況で誰かが広場に入った場合、それを知らせる警報装置などはなかった。
オリニ大公園側は、2013年にソウル大公園で起きた飼育員死亡事故の例や、動物福祉、専門家協議の内容などを考慮して、飼育員を攻撃したライオンに対する事後処置案を決定すると明らかにした。
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