記者会見を開き、出馬を表明する鄭氏=30日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見を開き、出馬を表明する鄭氏=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で国会議員の再・補欠選が4月29日に実施される。4月9、10の両日に立候補の届け出が行われ、同16日に選挙戦がスタートする。 今回はソウル市の冠岳区(乙)と城南市の中院区、仁川市の西区・江華(乙)、光州市の西区(乙)の4選挙区で行われる。このうち、3選挙区が首都圏で、与野党は総力戦で臨む構えだ。有力な次期大統領選候補とされる与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表と最大野党新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表が就任後初めて戦う選挙で、来年の総選挙の前哨戦と位置付けられている。 4選挙区のうち、仁川市西区・江華(乙)はもともとセヌリ党の議席。残りは少数野党・統合進歩党の議席だったが、憲法裁判所による同党の解散決定で補欠選が行われることになった。 当初はいずれもセヌリ党と新政治民主連合の事実上の一騎打ちになる見通しだったが、鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一部長官(61)が30日、最激戦区のソウル市・冠岳区(乙)への出馬を表明した。鄭氏は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で統一部長官や当時の与党「開かれたウリ党」の議長などを務め、2007年には大統領選に出馬した。今年1月に開かれたウリ党の流れをくむ新政治民主連合を離党。年内の新党結成を目指す「国民の会」に合流した。 また、新政治民主連合の地盤の光州市・西区(乙)には今月に同党を離党した元法務部長官の千正培(チョン・ジョンベ)氏(60)が無所属で立候補する意向を表明。新政治民主連合の公認候補との接戦が予想される。 kimchiboxs@yna.co.kr
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