日本のビールが多く並ぶソウル市内の大型スーパー=(聯合ニュース)
日本のビールが多く並ぶソウル市内の大型スーパー=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】日本で韓国の焼酎や濁り酒マッコリの販売が落ち込む一方、韓国では日本のビールの販売が急増している。 韓国関税庁と業界によると、昨年日本に輸出された韓国の焼酎は5万2271トンと前年に比べ9.1%減少した。焼酎輸出は日本向けが7割以上を占めるが、昨年の日本向けの減少率は、焼酎輸出全体の減少率(4.2%)を大幅に上回った。対日輸出額も6780万9000ドル(約81億4000万円)と、14.1%減少した。 業界は円安が主因とみている。特に中小の焼酎メーカーの打撃が大きく、輸出を断念するケースも少なくないという。 日本の「嫌韓」も要因とされる。韓国の酒として認識されるマッコリも、昨年の対日輸出額は914万8000ドルと、3年前に比べ81%急減した。 これとは対照的に、昨年韓国に輸入された日本のビールは3万1914万トンと、初めて3万トンを超えた。前年比の増加率は27.4%で、ビール全体の増加率(25.5%)を上回る。日本からの輸入額も18.9%増の3321万2000ドルとなった。円安で輸入コストが低下したことから、韓国の輸入業者が販売価格を引き下げ、大々的な販促活動を展開しているためだ。 業界関係者は、韓国のアルコール市場が縮小する中、韓国メーカーは国内販売、日本向け輸出ともに苦戦しているとした。輸出の多様化などに取り組んでいるものの、効果は未知数だという。 mgk1202@yna.co.kr
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