韓国警察が控訴審でもセウォル号のイ・ジュンソク船長に死刑を求刑するなど船員らに重刑を求刑した。(提供:news1)
韓国警察が控訴審でもセウォル号のイ・ジュンソク船長に死刑を求刑するなど船員らに重刑を求刑した。(提供:news1)
韓国警察が控訴審でもセウォル号のイ・ジュンソク船長に死刑を求刑するなど船員らに重刑を求刑した。

 検察は7日、光州高裁でおこなわれた結審公判でイ・ジュンソク船長と船員ら15人に「原審求刑と同じ刑を宣告してほしい」と要請した。

 検察は1審裁判当時、イ・ジュンソク船長に殺人容疑を適用、死刑を求刑した。また機関長と1等航海士、2等航海士ら3人についても無期懲役を求刑した。また事故当時、当直だった3等航海士と操舵手には懲役30年を、見習いには懲役20年を、残りの8人の船員には懲役15年を求刑していた。

 検察は「乗客に対する退船命令の指示の有無が殺人罪成立の重要な判断となる中、イ・ジュンソク船長が退船放送をしたと話していながら、多くの陳述を翻したり、覚えていないと答えるなど陳述の信ぴょう性がない」とし「また「他の被告人らも退船放送をしたのかについて、陳述がそれぞれ異なる」と説明した。

 検察は「乗客のために何の措置も取っていない状況で、退船命令をしたというのはつじつまが合わないこと」とし「どんな方法で救助されるのかなどについて確認すべきで、これを救助勢力に報告して要請すべきだった」と指摘した。

 また「無線機がだめだという電話もすべきだったが、そうしなかった」とし「大多数の被害者らは彼らの退船命令を待っていた中で、死を迎えた」と主張した。

 続いた最終陳述で船員らは被害者家族へ謝罪しながらも、上級者支持なしに活動できなかったという立場やきちんと教育を受けることができなかった点などを表明し、控訴を棄却して減刑や無罪を宣告してほしいと要請した。

 結審公判を傍聴した家族らは発言権を得て、イ・ジュンソク船長ら船員に厳重な処罰を下してほしいと訴えた。

 家族らは「二度とこの地でセウォル号惨事のようなことが発生してはならない」とし「これに裁判所が厳正な判決を下し、再びこのような出来事が起きないようにしてほしい」と依頼した。

 控訴審の宣告裁判は28日午前10時に開かれる。



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