独島(竹島の韓国名)と慰安婦に続き、「任那日本府説」まで主張する日本の挑発が“全面戦争”状態になっている中、韓国政府も首相レベルで対応するという姿勢を見せている。(写真はイ・ワング首相 / 提供:news)
独島(竹島の韓国名)と慰安婦に続き、「任那日本府説」まで主張する日本の挑発が“全面戦争”状態になっている中、韓国政府も首相レベルで対応するという姿勢を見せている。(写真はイ・ワング首相 / 提供:news)
韓国政府が重ねて警告したにもかかわらず、独島(竹島の韓国名)と慰安婦に続き、「任那日本府説」まで主張する日本の挑発が“全面戦争”状態になっている中、韓国政府も首相レベルで対応するという姿勢を見せている。

イ・ワン の最新ニュースまとめ

 韓国の李完九(イ・ワング)首相は9日、政府ソウル庁舎で緊急記者歓談会を開き「日韓関係が軍事的・経済的・安保的に協力するものは協力するなど健全で望ましい関係でいかなければならないが、歴史歪曲は絶対に許されない」とし、「いつか厳しい歴史の評価を受けることになる」と糾弾した。

 日本政府の歴史歪曲に対し、韓国政府は今まで外交部レベルで対応してきたが、首相が出てきたのは、朴槿恵(パク・クネ)大統領就任以降初めてで、日本の歴史挑発に対する政府レベルでの対応をするという意志の表れだと見られる。

 6日から日本の教科書問題に対し、駐韓日本大使や駐韓日本大使館総括公使を呼ぶなどして抗議をしてきたにも関わらず、日本は日韓の学界で根拠がないとしている「任那日本府説」を記述した教科書を検定で通過させたのに続き、日本の文化庁はホームページに金銅翼状冠飾など所蔵している23点の韓国文化財のうち、8点を「任那時代」のものと表記している。

 「任那日本府説」は、大和政権が4~6世紀に任那日本府という機関を設置し、朝鮮半島南部を植民地支配したという主張で、日本の学界ですら定説ではないと認めている。

 李首相は7日、首相室の出入り記者との午餐歓談会でも日本の歴史歪曲騒動などに対して批判していた。「今後も日本がこのように出てくるなら、それは『他の問題』になる」とし、より強度の高い対応に出ることを示唆していた。

 そこへ日本政府による“古代史挑発”に至ると、今回は「厳しい歴史の評価を受けるはずだ」としながら警告のレベルを高め、外交部、教育部、文化部などの政府レベルでの対策をするよう促した。

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