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自殺した企業会長の贈賄メモ 検察が本格捜査へ=韓国
【ソウル聯合ニュース】自殺した韓国与党セヌリ党前国会議員で建設・開発会社前会長の成完鍾(ソン・ワンジョン)氏が有力政治家らへの贈賄に関するメモを残していた問題で、検察が正式に捜査に乗り出す。 韓国の大検察庁(最高検)は12日午後、金鎮太(キム・ジンテ)検事総長が幹部会議を主宰し、特別捜査チームを設置して本格的な捜査を行うことを決めたと発表した。 国益に損失を与えたと指摘されている李明博(イ・ミョンバク)前政権の海外資源開発事業に絡み、横領などの疑いで検察の捜査を受けていた成氏は9日、ソウル市内の山中で自殺した。 ズボンのポケットからは政治家の名前と金額が書かれたメモが見つかり、朴槿恵(パク・クネ)大統領の前秘書室長の金淇春(キム・ギチュン)氏や朴政権の初代秘書室長の許泰烈(ホ・テヨル)氏、現秘書室長の李丙ギ(イ・ビョンギ)氏、李完九(イ・ワング)首相らの名前があった。 名前が出た有力政治家たちはいずれも現金の受け取りを否定している。成氏のメモの真偽など真相解明はこれからだが、野党側は攻勢を強めている。29日の国会議員再・補欠選を前に与野党の攻防が激しくなりそうだ。 csi@yna.co.kr