ソウルの政府庁舎に入る李首相=14日、ソウル(聯合ニュース)
ソウルの政府庁舎に入る李首相=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】自殺した韓国与党セヌリ党前国会議員で建設・開発会社前会長の成完鍾(ソン・ワンジョン)氏が有力政治家に多額の現金を渡したとされる問題で、李完九(イ・ワング)首相は14日、「成前会長から一銭も受け取っていない」と現金の授受をあらためて否定した。 李明博(イ・ミョンバク)前政権の海外資源開発事業に絡み、公社などから借りた資金を横領したなどの疑いで検察の捜査を受けていた成氏は9日、ソウル市内の山中で自殺した。ズボンのポケットから政治家の名前と金額が書かれたメモが見つかったほか、自殺前にメディアとのインタビューで、多額の現金を渡したと暴露した。成氏の主張によると、2013年4月、国会議員の再・補欠選に出馬した李首相は現金3000万ウォン(326万円)を受け取ったが、会計処理はしていない。 青瓦台(大統領府)はこの日、「検察の捜査が始まっており、李首相も必要なら捜査に応じるとしている」とし、状況を見守る姿勢を示した。 csi@yna.co.kr
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