【ソウル聯合ニュース】韓国で国会議員の再・補欠選が16日に告示され、29日の投開票に向けた選挙戦が始まった。 与野党は295人が死亡し、9人が行方不明となっている旅客船セウォル号の沈没事故から1年となるこの日、ソウル郊外の京畿道安山市に設けられている政府合同焼香所で犠牲者に哀悼の意を示してから選挙戦をスタートさせる。 選挙はソウル市の冠岳区(乙)と京畿道城南市の中院区、仁川市の西区・江華(乙)、光州市の西区(乙)の4選挙区で行われる。4選挙区のうち、仁川市西区・江華(乙)はもともと与党セヌリ党の議席。残りは少数野党・統合進歩党の議席だったが、憲法裁判所による同党の解散決定で補欠選が行われることになった。3選挙区が首都圏で、与野党は総力戦で臨む構えだ。 当初は野党候補が乱立し、与党に有利な構図になっていたが、建設・開発会社前会長の成完鍾(ソン・ワンジョン)氏が与党の有力者らに多額の現金を渡したとの疑惑が浮上したことで選挙戦の構図が一変した。与党セヌリ党では「全敗」の危機感が漂う。逆に最大野党の新政治民主連合では「逆転勝ち」への期待が高まっている。 kimchiboxs@yna.co.kr
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