合同焼香所を訪れた文氏(中央)=16日、安山(聯合ニュース)
合同焼香所を訪れた文氏(中央)=16日、安山(聯合ニュース)
【安山聯合ニュース】韓国の建設・開発会社「慶南企業」の成完鍾(ソン・ワンジョン)前会長が李完九(イ・ワング)首相に現金を渡したとの疑惑をめぐり、最大野党・新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表は16日、「(首相の)ポストに座り続けるなら、党として解任建議案の提出を検討する」との考えを示した。 旅客船セウォル号の沈没事件から1年を迎え、ソウル郊外の京畿道安山市に設けられた合同焼香所を訪れた際、記者団に述べた。 成氏は李氏を含む与党の実力者ら8人に多額の現金を渡したことを示すメモを残し、今月9日に自殺した。自殺前、京郷新聞とのインタビューで、2013年4月、国会議員の再・補欠選に出馬した李氏に現金3000万ウォン(約330万円)を渡したと主張した。 国会は在籍議員の3分の1以上の同意があれば首相の解任建議案を発議できる。本会議で在籍議員294人の過半数を上回る148人の賛成があれば可決される。ただ、法的拘束力はない。 現在、新政治民主連合所属の議員数は130人で、発議は可能だ。与党セヌリ党内からも李氏の辞任を求める声が出ており、新政治民主連合の一部議員らは十分に勝算があるとの見方を示している。 kimchiboxs@yna.co.kr
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