【ソウル聯合ニュース】韓国の建設・開発会社「慶南企業」の成完鍾(ソン・ワンジョン)前会長が有力政治家らに多額の現金を渡したとされる問題で、野党側から辞任を求められている李完九(
イ・ワング)首相は16日、首相としての職務を揺るぎなく果たすとの意志をあらためて示した。 李首相は同日、国会で記者団に対し「揺るぎなく国政を担う」と述べた。前日の国会答弁でも野党議員からの辞任要求を拒み、職務を遂行すると力説した。 国務総理室の関係者も李首相が辞任する可能性について「全くない」と話している。 李明博(イ・ミョンバク)前政権の海外資源開発事業に絡み、横領などの疑いで検察の捜査を受けていた成氏は与党セヌリ党や政府の高官ら計8人に現金を渡したことを示すメモを残して自殺した。メモには李首相の名前もあった。 また、成氏は自殺前に行ったメディアとのインタビューで、2013年4月、国会議員の再・補欠選に出馬した李首相に現金3000万ウォン(約330万円)を渡したと暴露した。 現金授受疑惑に対し、李首相は「一銭も受け取っていない」「受け取った証拠が出れば命をなげうつ」と否定した。 hjc@yna.co.kr
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