不正資金疑惑の李首相が辞意表明…就任から63日＝韓国

韓国の李完九（イ・ワング）首相が朴槿恵（パク・クネ）大統領に辞意を表明した。

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　21日、大統領府（青瓦台）総理室などによると、李首相は前日の夜、ペルーを訪問中の朴大統領に辞意を伝えたという。

　政府関係者は「李首相が苦心の末に朴大統領に辞意を伝えた」とし、「大統領の“留守中”による国政空白を憂慮したが、現時点で辞意を明らかにするのが望ましいと判断したようだ」と明かした。

　朴大統領は来る27日に中南米歴訪から帰国する。そのまま、李首相の辞意を受け入れるかを最終決定するものと見られる。

　李首相は最近、政界を揺るがした「ソン・ワンジョンリスト」の波紋と関連し、2013年国会議員再・補欠選挙出馬当時、故ソン・ワンジョン前慶南（キョンナム）企業会長から3000万ウォン（約330万円）の裏金を受け取り、公式会計処理しないまま選挙費用として使用するなどの不正資金の授受疑惑が提起され、与野党から辞退の圧力がかかっていた。

　李首相が辞意を表明したことで、21日午前に開かれる国務会議は李首相の代わりにチェ・ギョンファン副総理兼企画再政府長官が主宰することになる。

　李首相の辞意表明は、故ソン・ワンジョン建設・開発会社「京南企業」会長が自殺して11日、李首相ら核心人物8人の名が書かれたソン会長のメモが公開されてから10日にして起こったことだ。