「ソン・ワンジョンリスト」関連疑惑で辞意を表明した李完九(イ・ワング)首相は21日、外部との接触を避け、総理公館に留まっている。
「ソン・ワンジョンリスト」関連疑惑で辞意を表明した李完九(イ・ワング)首相は21日、外部との接触を避け、総理公館に留まっている。
韓国の政界を揺るがした「ソン・ワンジョンリスト」関連疑惑で辞意を表明した李完九(イ・ワング)首相は21日、外部との接触を避け、三清洞(サムチョンドン)総理公館に留まっている。

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 李首相は当初、この日の午前に国務会議を主宰し、午後には「科学の日」・「情報通信の日」記念式に出席して祝辞を述べる予定だったが、前日夜、朴槿恵(パク・クネ)大統領に辞退を表明した後、すべての日程を取り消して、政府ソウル庁舎にも出勤しなかった。

 午前中、李首相がラフな服姿で公館2階のベランダをそわそわしながら何かに夢中になって考えるような姿が目撃されたが、以後、建物の外には全く姿を見せていない。

 総理室関係者は「李首相が昨日(20日)、普段よりはやく退勤し、ずっと公館にいると聞いている」としながら、「そのほかに伝達できる事項はない」と述べた。ただし、李首相はまだ辞表が公式処理されていない状況であるため、必要な場合は公館内でも業務などと関連した報告を受けると伝えられた。

 こうした中、この日午前開かれた政府ソウル庁舎と世宗(セジョン)庁舎間の閣僚会議は、李首相に代わってチェ・ギョンファン副総理兼企画財政部長官が主宰した。総理室はチュ・ギョンホ国務調整室主宰で緊急幹部会議を招集し、李首相の辞意表明以後の国政空白を防ぐための総理室運営方案などを議論した。

 一方、李首相は22日に予定されていたアリ・アル・ナイミ・サウジアラビア石油鉱物資源相との面会などの日程もすべて取り消したことが分かった。

 李首相は自殺した故ソン・ワンジョン建設・開発会社「京南企業」会長からの不正資金疑惑などで、与野党の辞退圧力を受けていた。そして、昨夜、中南米歴訪中の朴大統領に辞意を伝えた。

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