【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は28日、自殺した建設会社の前会長、成完鍾(ソン・ワンジョン)氏が朴大統領の側近らに多額の現金を渡したとの疑惑と関連し、「誰が関わっていようが、腐敗は容認できない。これを機に必ず新しい政治改革を行うべき」とのメッセージを出した。青瓦台(大統領府)の金聲宇(キム・ソンウ)広報首席秘書官が発表した。 野党が求めている特別検察官による捜査については、検察の捜査を終えても疑惑が解明されなければ、与野党が合意して進めるべきだとした。また、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で成氏が2回にわたり、特別赦免を受けたことにも言及し、国民も納得できない問題で、真相を明らかにする必要があると述べた。 裏金疑惑で辞意を表明した李完九(
イ・ワング)首相の辞表を受理したことについては「国政の空白を最小化するため、残念だが辞表を受理した。今回の問題で国民に心配をかけ、残念に思う。検察が必ず疑惑を明らかにしてほしい」とした。 今回の疑惑は国の海外資源開発事業に絡み、検察の捜査を受けていた成氏が今月9日、李氏や朴大統領の側近らに多額の現金を渡していたことを示唆する遺書を残して自殺したことで浮上した。李氏は疑惑を否定したが、説明が二転三転したことから批判が高まり、辞意を表明。朴大統領が27日に辞表を受理した。 csi@yna.co.kr
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