最近テレビにはスターの家族が出演する番組が溢れている。番組名を隠すと区別がつかないほど似ているため、背を向ける視聴者も増えている。

 家族芸能の元祖といえばSBSバラエティ「タイ焼き」。子供たちの目で見たスター家族のストーリーが人気を博し、”スター2世”が新たなスターとなった。

 しかし最近の視聴率ダウンにより、廃止レベルまできている。

 スター家族を前面に出した番組があまりに増えたことで、視聴者の疲労度が高まったため。「パパどこ行くの」でスタートした育児芸能ブームが、家族バラエティとして拡張しながら、スター家族を主人公にした番組は、地上波とケーブル合わせて10番組にのぼる。

 また子供たちの芸能界進出は、両親の七光りとしか言えず、スター2世に向ける理由のない反感が、むしろ彼らにとって”鎖”になっているという批判も出ている。ここに一部芸能人に対する過度な協賛なども問題になっている。

 番組の人気がブーメランとなって戻り、家族に傷を負わせている状況。スター家族のストーリーが突破口を見つけられるか、注目される。