LAで中国・韓国系市民のデモ隊、安倍首相に歴史反省を求める

安倍首相のロサンゼルス訪問に合わせて、韓国系・中国系の市民団体らがロサンゼルス市内の中心街でデモを繰り広げていると、中国メディア「新華通信」が現地時間の1日に報じた。

　新華通信によると、安倍首相は市内の中心街にあるホテルで開かれる日米経済フォーラムで演説が予定されていたが、ホテルの外には約400名のアジア系市民がデモを行なっていたという。

　デモに参加した市民らは、日本が歴史を直視し、第二次大戦の侵略時に行なった悪行について謝罪を要求した。

　デモ隊の一部は中国とアメリカの国旗を掲げ、「安倍首相は否認するな！明確な謝罪をしろ」、「第二次大戦の罪業を否認してはならない」と日本語と英語で書かれたプラカードを持っていた。

　この日のデモはおよそ3時間続き、安倍首相が乗った車がホテル近くに到着すると、デモ隊はさらに声を上げて「安倍は謝罪しろ」、「安倍はうそつきだ」などと叫んだという。

　デモを主導したウ氏は「70年前の日本の軍国主義はアジア国家に消すことのできない傷を残したが、日本政府は心から反省をしていないだけでなく、むしろ軍備を強化している」と指摘した。

　続けて「LAに居住する中国人がこの日のデモに参加したのは、安倍（首相）がどこに行っても公式謝罪がなければ無事ではいられないことを見せるためだ」と強調した。

　また韓国系市民のパク氏（63）は「安倍（首相）は今回の訪米中に世界の舞台でアジア人に正式な謝罪をして然るべきだ」と指摘した。