検察に出頭した李前首相=14日、ソウル(聯合ニュース)
検察に出頭した李前首相=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国検察の特別捜査チームは14日、建設会社の前会長、成完鍾(ソン・ワンジョン)氏から3000万ウォン(約325万円)を不正に受け取った疑いが持たれている李完九(イ・ワング)前首相を容疑者として出頭させ、聴取を始めた。 自殺した成氏が残したメモに現金を渡した相手として記載されていた8人の政治家のうち、検察の聴取を受けるのは洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道知事に続き2人目となる。 李氏は2月17日に首相に就任し、円滑な国政運営のほか、腐敗撲滅にも意欲を示していたが、この裏金疑惑によりわずか70日で辞任した。  李氏はこの日、特別捜査チームが置かれているソウル高検に到着すると、取材陣に対し「今回のことで首相の職を辞した。理由にかかわらず、国民の皆さまにご心配をかけ申し訳ない」と話した。疑惑を認めるかとの質問には、「聴取を終え、必要ならインタビュー時間を設ける」と答えた。 李氏は国会議員選挙に出馬した2013年4月、選挙事務所で成氏から3000万ウォンの現金を受け取った疑惑が持たれている。検察は成氏の側近らから現金受け渡しに関する証言を確保したもようだ。一方、李氏は当時成氏に会った記憶は無く、まして金品を受け取った事実は無いと、疑惑を全面的に否認している。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0