【ソウル聯合ニュース】韓国の大手ネット通販サイト「クーパン」を運営するフォワードベンチャーズは3日、ソフトバンクから10億ドル(約1240億円)の出資を受けることになったと発表した。 フォワードベンチャーズによると、ソフトバンクはクーパンが全国レベルの物流センターと独自配送システムを備えていること、販売から配送までを担う新たなダイレクトコマースモデルを実現したこと、国民の約半数に利用されていること(モバイルアプリケーションのダウンロード実績2500万件)、モバイル取引率の高さ(売上高の平均75%)などに注目し、出資を決めたという。 ソフトバンクの孫正義社長は「世界中のインターネット企業を支援することで成長を目指している。『クーパン』がEコマース(電子商取引)の革新を進めていけるようサポートする」と話している。 フォワードベンチャーズのキム・ボムソク最高経営責任者(CEO)は「代表的な長期投資家であるソフトバンクから出資を受けることになってうれしい。ソフトバンクのグローバルな知見と事業ネットワークにより、自社の成長が一層加速するだろう」と期待を示した。 ソフトバンクからの出資を受け、米シリコンバレーなどで運営中の海外研究開発(R&D)センターを強化するほか、韓国全国での「当日直接配送」の実現に向けたインフラ構築も加速する。また、現在8カ所にある物流センターを将来的に16カ所まで増やす計画だ。 stomo@yna.co.kr
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