韓国のユン外相は12日、朝鮮人が強制徴用された施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に関して、韓国政府の立場を説明し、ドイツに積極的な役割を果たすよう要請した。(提供:news1)
韓国のユン外相は12日、朝鮮人が強制徴用された施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に関して、韓国政府の立場を説明し、ドイツに積極的な役割を果たすよう要請した。(提供:news1)
韓国のユン・ビョンセ外相は12日(現地時間)、朝鮮人が強制徴用された施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に関して、韓国政府の立場を説明し、世界遺産委員会の議長国であるドイツに積極的な役割を果たすよう要請した。

 ユン外相はこの日、ドイツ・ベルリンでドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイアー外相との会談をもち、議員国を含む大多数の国際社会の雰囲気と、日韓間の2回に渡る協議結果などを詳しく説明し、協力を要請したと韓国外交部が明らかにした。

シュタインマイアー外相は「韓国の立場をよく知っており、世界遺産協約の精神と趣旨に符合する方向で日韓間の合意が導き出されることを期待している」と述べたという。

 今回の独韓外相会談は、ここ1年の間で4回目の開催となり、ことし2月ユン外相のドイツ訪問後、4か月ぶりとなる。

 外交部は「これは両国首脳及び外相間のしっかりとした関係を端的に象徴しているもので、今回の会談を通じて全般的な両国関係はもちろん、朝鮮半島や北東アジア情勢などに対して両国の戦略的協力が一層強化されるものと評価される」と強調した。

 同時にユン外相は、ことしが朝鮮半島の解放及び分断70周年であり、ドイツ統一25周年になる意味ある年であるため、東西ドイツの統一経験を共有することの重要性を強調しながら、韓国の朝鮮半島の平和統一構想に対するドイツとEU国家らの継続的な支持と協力を期待していると述べた。

 また朝鮮半島情勢と韓国の対北朝鮮政策について詳しく説明し、EUと北朝鮮間の政治対話開催の必要性について協議した。

 シュタインマイアー外相は「EUの批判的関与政策のもとで、我々と緊密な対北朝鮮協力を続けていくつもりだ」と明かした。

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