釜山(プサン)に住むMERS(中東呼吸器症候群)の自宅隔離対象者が13日、ソウル市の公務員採用筆記試験を受けに来て、試験会場の入口で行われていた発熱検査で確認された。(提供:news1)
釜山(プサン)に住むMERS(中東呼吸器症候群)の自宅隔離対象者が13日、ソウル市の公務員採用筆記試験を受けに来て、試験会場の入口で行われていた発熱検査で確認された。(提供:news1)
釜山(プサン)に住むMERS(中東呼吸器症候群)の自宅隔離対象者が13日、ソウル市の公務員採用筆記試験を受けに来て、試験会場の入口で行われていた発熱検査で確認された。

 ソウル市は、MERS自宅隔離対象者である釜山在住のA氏(27)が12日午後7時25分に釜山駅を出発するソウル駅までのKTXに乗って移動したことを明らかにした。

 ソウル市によると、A氏はソウルに到着した後、午後10時30分頃、釜山の保健所から自宅隔離対象であるという連絡を受けたという。

 A氏はタクシーで宿泊施設に向かい、部屋に入った。そして試験当日である13日はタクシーに乗って試験会場に向かい、会場近くの食堂で朝ご飯を食べた。

 A氏は試験会場入口での検査で体温が高かったため看護師の問診を受け、そこで自宅隔離対象者であることを明かした。

 ソウル市はA氏の会場への入室を防ぎ、救急車で近くの保健所に搬送した。その後、A氏の喀痰を採取し、市の保健環境研究院で検査をした。その結果、午後5時6分にA氏は陰性反応が出たという。

 ソウル市はMERS感染の憂慮を原則的に遮断するため、12日に事前消毒を実施したのに続き、試験終了後すぐに大々的な防疫消毒を実施した。

 ソウル市はMERS感染の拡散が恐れられている中、公務員採用筆記試験を市内の155校4398教室で実施した。

 今回の試験には2284人の募集に対して13万33人が志願したが、実際には7万7192人が受験し、59.4%の受験率を記録した。MERSの心配にもかかわらず、昨年の59.1%より上昇した。

 ソウル市は、受験者を熱画像カメラなどで発熱検査し、手を消毒するようにした後、試験会場に入らせた。

 MERSによって自宅隔離中の受験者3名も事前に申請し、それぞれソウルと忠清北道の自宅で監督官2人と看護師1人、警察官1人の立ち会いのもとで試験を実施した。

 発熱やせきなどの症状がある受験者18人は、別の会場で試験を受けた。この18人は試験後に管轄保健所に搬送され、健診を受けた。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0