【ソウル聯合ニュース】韓国国会は18日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が首相に指名した黄教安(ファン・ギョアン)前法務部長官(58)の任命同意案を可決した。出席議員278人のうち賛成156、反対120(無効2)。 首相候補者の任命同意案は在籍議員(298人)の過半数が出席し、過半数の賛成があれば可決される。 最大野党・新政治民主連合は本会議の直前まで採決への参加の是非をめぐり激論を交わしていたが、最終的に執行部の決断で参加を決めた。 前任の李完九(
イ・ワング)前首相は自殺した建設会社の前会長から裏金を受け取った疑惑で4月末に辞任。52日間にわたり崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官が首相代行を務めてきた。 朴大統領は同日午後、青瓦台(大統領府)で黄氏に任命状を授与する予定だ。黄氏は内閣のトップとしてさっそく、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染拡大への対応に取り掛かる。政府のMERS関連対策を指揮し、事態の収拾に全力を挙げる方針だ。 黄氏は検事出身で、朴槿恵政権の発足当初から法務部長官を務めている。50代の首相誕生は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時の韓悳洙(ハン・ドクス)首相以来、8年ぶり。 stomo@yna.co.kr
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