韓国女子バレーボールチームの「興国生命」は、禁止薬物服用で6試合の出場停止処分を受けたクァク・ユファ(22)を「引退選手」として公示した。(提供:news1)
韓国女子バレーボールチームの「興国生命」は、禁止薬物服用で6試合の出場停止処分を受けたクァク・ユファ(22)を「引退選手」として公示した。(提供:news1)
韓国女子バレーボールチームの「興国生命」は、禁止薬物服用で6試合の出場停止処分を受けたクァク・ユファ(22)を「引退選手」として公示した。

 興国生命は先月30日、2015-16シーズン登録選手14人のリストを公開し、クァク・ユファを「引退選手」に分類した。

 チーム関係者は「選手本人が、しばらく時間が必要だと要請してきた。監督などチームフロントと協議した結果、引退を決定した」と明かした。

 同関係者は「クァク・ユファが現在の状況で、スポーツに携わるのは容易なことではない、と話した。チーム側も、この部分について受け入れることにした」とし、「事実上、放出することになる」と説明した。

 プロバレーボールの場合、引退を宣言した際には事実上、「自由契約選手」となる。「任意脱退」となる場合は、他チームへ移る際に制約を受けるが、引退の場合は、選手がいつでも復帰を望めば契約が可能となる。

 クァク・ユファはことし4月、2回実施されたサンプル検査で禁止薬物が検出された。

 先月23日に開かれた聴聞会で、クァク・ユファは「漢方薬を飲んだ」と話したが、検出された禁止薬物は漢方薬からは検出されない成分だとの疑惑が提起されると、「液状の薬と丸薬を同時に服用した」と説明。これに対し、KOVO(韓国バレーボール連盟)ドーピング委員会は、丸薬の別成分が追加された薬の可能性があると判断し、選手の「不注意」を警告した。続いて、KOVO規定に沿って、選手リスト公開および6試合出場停止の制裁を決定した。

 しかし、クァク・ユファが漢方薬を服用し、ドーピング検査で陽性判定を受けたという点について、大韓漢方医協会側は「漢方薬からは検出されない成分である」と指摘し、正確な調査を要請。KOVOは薬品の購入過程および購入場所などを追加調査した結果、先月26日、クァク・ユファが「漢方薬を服用したことはなく、ダイエット薬を飲んでいた」との事実を最終的に確認した。

 クァク・ユファはKOVOを通して「プロ選手がダイエット薬を服用したことについて、罪悪感から正直に話すことができなかった。物議を醸したことを深くお詫びする」と謝罪した。

 一方、KOVOは先月30日、クァク・ユファを含めた男女17人の選手を「引退選手」、または「自由契約選手」として公示した。



Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0