「FTISLAND」、横浜アリーナで2015アリーナツアー「5....GO」完走!(オフィシャル)
「FTISLAND」、横浜アリーナで2015アリーナツアー「5....GO」完走!(オフィシャル)
韓国出身の5人組みロックバンド「FTISLAND(エフティーアイランド)」が、7月20日に神奈川県・横浜アリーナで「FTISLAND 5th Anniversary Arena Tour 2015 "5.....GO"」を開催。5月からスタートし、4都市5公演で4万人を動員したアリーナツアーを完走した。

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 本ツアーは、日本メジャーデビュー5周年を記念したアルバム「5.....GO」を引っさげたもの。「朝からテンション上げてきた」というジョンフン。「5周年。5人がずっとGO!という意味にハマって、初めてツアータイトルとアルバムタイトルを同じものにした」というホンギは、髪をピンクに染め直し、立ち見も出た満員の最終公演に向けて気合十分。

 そんな彼らの想いはファンにも伝わり、オープニングの「PRAY」からミンファンの華麗なドラムスティックパフォーマンスに合わせ、重いビートに呼応するようにペンライトの光も力強く揺れる。疾走感のある楽曲を続けざまに演奏し、スタートから熱気は最高潮に。今回は、通常のドラムセットに加えて、シンセドラムを用いた2つのドラムセットを用意して、「FREEDOM」などをEDMバージョンにアレンジする新しい試みも見せた。

 中盤は、ホンギ、ジェジン、スンヒョン、3人のボーカルを活かしたパートへ。彼ら自身の葛藤と希望を曲にした「To The Light」では、会場のペンライトを消させて、暗闇で歌うジェジンから、ホンギが歌うサビでファンが手にしたケータイの白い光がフロアを満たす幻想的な光景を作り出した。自分たちの楽曲の世界観をファンと一緒に作り出す演出力も、ライブバンドならでは。

 「雨」をテーマとしたバラード・パートでは、ホンギ自らがアコースティックギターを弾いて、ONE OK ROCKのTakaとふたりで作った「My Birthday」を披露。「テンション上げろ~!」というホンギの雄叫びで始まった終盤は、「シアワセオリー」からまたもイッキに駆け抜ける。さらに横浜公演では、これまでのツアーステージでは演奏されなかったアルバム収録曲「Orange Days」を特別に披露。ラストはアルバムのタイトル曲でもあるTakaとのコラボ曲「Primavera」で締めくくった。

 また、アンコールの掛け声がかかる客席からは突然、ウエーブが巻き起こり、会場中に黄色の大きなビッグウエーブが巻き起こった。これは大阪公演からファンの間で始まったものだったのだが、アンコールではメンバーたちがそのファンの声援にこたえるかのように、とにかく歌って、踊って、ジャンプしまくるアッパーな構成。

 「TOP SECRET」で始まるアンコールもバンドはもちろん、この日のステージのみの追加楽曲となった「Beat it」まで歌い上げ、ファンにも休む間を与えない。最後の「Flower Rock」ではファンを一度座らせて一緒に大きなジャンプをしたり、ファンとのコミュニケーションで作り上げる一体感がスゴい。常にファンに言葉と音楽で話しかけるホンギ。この一体感が「FTISLAND」のライブの魅力だ。あまりの盛り上がりに別れが惜しくなったようで、急遽「願う」をプレゼント。ファンも韓国語の曲を完璧に歌いこなし、会場中に大合唱があふれた。ヤンチャな男の子らしさと、爆発するパワーと一体感が生み出すランナーズハイのような感覚。これぞ、「FTISLAND」の作り出すバンド・サウンドだ。

 MCでは「実は、次、いつライブができるか決まってない。しばらくできないかも……」と神妙な顔でファンをザワつかせたホンギ。最後の最後に9月16日に発売される15枚目のシングル「PUPPY」のリリース発表と、9月28日のZepp Nagoyaを皮切りにスタートし、10月29日の日本武道館でファイナル公演を迎える「FTISLAND 5th Anniversary Autumn Tour 2015 “Where's my PUPPY?”」を発表、「FTISLAND」史上壮大なイタズラを仕掛け、「いつもと同じじゃつまんないじゃん!FTISLANDは止まりません」と、笑うところも彼らしい。秋には、5周年のアニバーサリーイヤーの集大成ともいえる2度目の武道館で、どんなライブを見せてくれるか、期待が高まる。


FTISLAND - PRAY M/V
FTISLAND - PRAY M/V




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