日韓で関心が注がれている「ロッテお家騒動」。ロッテの創業者である重光武雄会長(92)の息子2人=つまり実兄弟による”後継者争い”に、世間の関心が集まっている。(画像はロッテの創業者、重光武雄氏)
日韓で関心が注がれている「ロッテお家騒動」。ロッテの創業者である重光武雄会長(92)の息子2人=つまり実兄弟による”後継者争い”に、世間の関心が集まっている。(画像はロッテの創業者、重光武雄氏)
日韓で関心が注がれている「ロッテお家騒動」。ロッテの創業者である重光武雄会長(92)の息子2人=つまり実兄弟による”後継者争い”に、世間の関心が集まっている。

 現在、一線からは退いているロッテの創業者、重光武雄会長とは?

 1922年10月4日、韓国の慶尚南道(キョンサンナムド)・蔚山郡(ウルサングン)に生まれた重光会長の韓国名はシン・ギョクホ(辛格浩)。1942年、関釜連絡船(第二次世界大戦前の鉄道省が、本州の下関から日本領だった朝鮮半島南端の釜山の間で運航していた鉄道連絡船)に乗って日本に転居した。1946年、 早稲田実業学校を卒業した後、ガム製造を展開する。これは、進駐軍の”チューインガム”を見ての発想だったという。1948年、株式会社ロッテを設立し、代表取締役社長に就任。ここから、重光会長による”ロッテ時代”がスタートする。

 1954年、サッカーW杯予選出場のために来日していたサッカー韓国代表チームを支援、さらに1964年の東京オリンピックで韓国選手団の支援などを経て、1967年に韓国ロッテを設立した。

 私生活では、韓国でノ・スンファ氏(死去)と結婚(初婚)。その後、日本に渡った後、重光初子氏と再婚。現在、報道では”第三の夫人”とされるソ・ミギョン氏が存在する。この3人の夫人との間に、シン・ヨンジャ氏、重光宏之氏(韓国名:辛東主/シン・ドンジュ、61、長男)、重光昭夫氏(韓国名:辛東彬/シン・ドンビン、60、次男)、シン・ユミ氏をもうけた。

 2009年7月1日、創業から務めてきたロッテグループ社長を退き、会長に就任。2015年7月28日、「重光武雄氏が、代表権のない取締役名誉会長に就く」と発表。その理由として「高齢であることから、会長職に伴う負担を軽減するため」と説明した。


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